これは、ある商業映画が、劇場公開されないで、いきなりDVD販売(またはレンタル)で日の目をみるというもの。

そこには配給会社の目算が多分に働いているが、それ以外の理由もあるのだろうか。

デイビット・O・ラッセル監督の“JOY”(2015)は、ジェニファー・ローレンスを主軸にブラッドリー・クーパーとデ・ニーロを起用。内容もこの監督らしい独自の語り口がたいへんおもしろい。そして何よりもローレンスの名演技!彼女はこれでゴールデングローブ賞を受賞している。

このJOYがビデオスルー扱いなので、最近その存在を知った次第(なぜこの作品が?)。先日たまたまゲオで見かけて早速借りて観た。“アメリカンハッスル”や“世界にひとつのプレイブック”に比べるとインパクトは薄いが、それでも十分おもしろい!ローレンスは“ウィンターズ・ボーン”以来注目してきたが、彼女にはこうしたシリアスな役がよく似合う。“ハンガーゲーム”だっけ?そういうのは観ていないから知らないが、きっとそうだ。

 

 

世間の流れというのはまことに気まぐれで、すぐ手のひら返しとなるいい加減なものだ。

去年は小池百合子への逆風。今は小室報道に端を発した文春への批判。あれやこれやと声高々に言い放つ芸能人の言葉を聞くと「おまえらなー・・」とうんざりする。君らはただ時流に乗っているだけじゃねーか。正義の味方ヅラしやがって。そもそも著名人の失態が白日の明にさらされるのはいつだっておもしろい。人にはそういう卑しい根性が居座っているからね。おれだっておもしろいからネタに使ってるもの。文春がいいわるいじゃなく、世間のこうした地に足がついていず、それまでのことを棚に上げていきなり反撃に転じる。そういう根性がいやだね。殊日本人に関してはその傾向が強いとおもうよ。なにしろ個より世間の国民性だから。

 

最近は何をするのも億劫で、映画も二本立ては観られない。集中力は2時間が限界。その後は思考能力が著しく低下し、それを紛らわせるために酒に走ったりする。

しかしちゃんと休肝日は設けているんだよ。昨日だって飲まなかったし。

 

音楽はレナード・バーンスタインが生誕100年のメモリアルイヤー。

彼のウェストサイド組曲をここんとこよく聴く。ベスト盤は自演のNYPとの共演だ。しかし今朝はメッツマッハーとベルリン・フィルのやつを聴いた。これはユニークな演奏。出だしはどうにも硬くて音がずっしりと重い。楽団員が乗りきれていない。しかしマンボあたりからエンジンがかかり出し、ティンパニの強連打から一気に白熱する。これがライヴならでのおもしろさで、いかにベルリン・フィルでもそういうことがあるのだ。