会社で人事との面接があった。今後、退職までのイメージづくりややりたい職種などが話題の中心である。もう、おれもそんな年齢になったのか。そのなかで「なんか趣味とかあります?」と訊かれた。なんでそんなことを訊いてくるのか。彼らが言うには、多くのおっさんたちは無趣味で、定年後になにもやること(熱中できること)がない。空虚な老後になってしまうというのだ。会社が定年後のことまで心配してくれるのは干渉しすぎではあるが、今はそういう時代なのだろう。しかし趣味がない、または好きなことがない、ってのはどうなんだ?そういう人は今までなにが楽しみで生きてきたのか。でもなんかしらあるのではないか。いわゆる“趣味”という部類のものじゃなくても好きなこと。例えばパチンコでも競馬でもいい。または酒でもオンナでも。好きなことは各自異なる。人に言えない趣味でも好きであればそれを極めればいいとおもう。ただし法に触れることは慎重にならなければならないけど。それにしても定年近くなって趣味を探すのはどこか滑稽だ。それにその歳になるとないよ。体力もないし。そもそも趣味というものは見つけようとおもって見つかるものじゃない。いつのまにかそれにハマっている、そういうものだ。

 

昨日、久しぶりに渋谷にいってみた。ちょっと変わったね。外国人が増え、マリオカートが走り回り。JPOPの宣伝カーの音量が上がっていた。要はますます落ち着きがなくなった。タワーを覗いてすぐに表参道の方に逃げた。タワーでは特に欲しいCDがなかった。ツィメルマンのシューベルトの新譜には興味がひかれたけど、今回はやめた。最近2度の引越しを経験し、いろんなものを処分した。そのなかには聖域だったCDも含まれる。もうこれはたぶん聴かないな、ってやつは排除した(小池さんか?)。本もどんどん出す。そうするとだいぶスリム化された。それが心地いい。モノがないってのはこんなにも気持ちいいものなのか。それを実感してしまうとまた新たなモノを増やす気になれない。だから今は本もCDも買いたくないのだ。図書館でだいたい済ませるしね。