国会。議事室。午後1時。
議長「えー、それでは午後の集中審議を始めます。午前中に引き続きまして花菱党西野君!」
西野、ゆっくりと席を立つと座っているアベ、アソウ、イナダをゆっくりとなめまわすように睨む。
西野「・・・ええか、オマエら。シラを切るのもええかげんにせぇよ。もうな、こっちはこれだけのネタがあがっとんのや。な、わかるやろ。な。まあ、しゃーない。もう一度だけ聞いたるわ。おい。アベはんよ。あんた、ほんまに1月20日になってはじめて加計学園がや、なんや、国家戦略特区ってのかい?それに応募したのを知ったのが、その日っちゃーことで、これ、間違いないんやろな?」
西野、アベから目を離さずゆっくりと席に座る。
議長「アベ内閣総理大臣!」
アベ、恐る恐るマイクの前に立つ。
アベ「えー、いま、まさに西野議員がご指摘した内容につきましてはですね。そのとおりでございまして・・」
西野(鋭い声で割り込む)「どアホ!いい加減なことぬかすな!!」
アベ、凍りつく。花菱党の面々のヤジ(怒号)が飛ぶ。
花菱党面々「おい!コノヤロウ!ウソばっかついてんじゃねーぞ!」「殺すぞ!!」「コノヤロウ!指つめろ!!」
収集がつかない。中には立ちあがり詰め寄ろうとする議員もいる。
議長(絞り出すように)「お、お静かに願います・・」
西野、立ちあがり仲間を制す。
西野「まあ、まて。まだ首相はんの言いわけ聞かせてもろうとないんや。じっくり聞かせてもろうてからでいいやんか。おい、オマエ、道具しまえや!」
西野、拳銃を取り出している花菱党議員を制す。
アベ、アソウを振りかえり蒼白の表情で何かを言おうとするが言葉にならない。
議長「アベ内閣総理大臣」
席にふんぞり返って足を組んでニヤニヤしている西野。
アベ「あ、えー、ですね。ですから・・・」
西野(座ったまま、耳に手をやり)「あー??なに?聞こんやん!!」
アベ「で、ですから、ですね。1月20日というのは、まさに、まさに私の記憶違いでございまして・・」
言った瞬間、議事室内はシーンとなる。西野がにんまりと意地悪い笑顔。
西野(勝手に立ちあがり歩き出す)「あ?いまなんと言わんはった?」
アベと面と向かう。
西野「1月20日にはじめて知ったというのは、ウソやったと。あんさん、こういうことでよろしんかな?」
アベ(必至に)「えー、まさに、ウソということではございません。私の記憶が混同したということでありまして・・えー」
西野、鋭い目をアベから離さず静観。
アベ「な、なにしろですね。このご質問は事前のご通告がなかったものでありますから・・」
西野(みるみる表情が変わり)「なんやと!コノヤロウ!!おまはん今、なんちゅーた?あ?事前に通告がなかったやと?おのれアホか!!こっちはしーっかりと事前質問書に書いとるやんけ!!」
突如、後ろから花菱党の中田議員が走り、アベに顔を寄せる。
中田(アベに向かって)「なんだコノヤロウ!テメーいい加減なことばっかぬかしてんじゃねーぞ!!さっきから黙って聞いてりゃウソばっかつきやがって!あ?!テメーらはおれら極道連合党よりクロいじゃねーか!あ?オメーブチ殺されてーのか!!!」
アベは顔面蒼白で、口はパクパク。
西野は余裕の表情で眺めている。
アベは議長席を見るが、議長はどこかに逃げていない。
アソウは寝たふり、イナダは蝋人形のように固まってまるで魂がない。
アベ「あ、あの、すみませんが、もうすこしお静かに議論いたしませんか?」
西野(一呼吸置き)「・・・まあ、そうやな。おい」
西野は中田に目で引き上げるよう指示する。
中田(納得いかない表情で)アベの足元につばを吐き。すごい睨みを効かせ席にもどる。
つづく