夜。とある赤坂の料亭。

なかから盛大な笑い声が聞こえる。

部屋にはアベ、スガ、イナダ、ハギウダ、イズミがおり、腹を抱えて大笑いしている。

ハギウダ「あはは!あんなにしおらしい首相だと返って怪しまれますよー」

アベ「そうか?おれはマジメに演技したんだけどなあ」

スガ「私もやりすぎだと思いますが、まあ、国民はすぐ騙されますから、大丈夫でしょう」

ハギウダ「“おとぼけ作戦”はだいたいうまくいきましたけど、やっぱりアレはまずかったですね。1月20日って言っちゃったの」

アベ「うん。あの時はおれもなぜかあせってつい口走っちゃたんだけど、明日は野党のアホどももそこをついてくるだろうなー。なんかいい言い訳はないかね?」

ハギウダ、日本酒をぐいっと空けると手酌でなみなみと酒をつぐ。

スガ、それを横目に見て。

スガ「首相、もう言っちゃったことは取り返しがつきません。ここは徹底的にとぼけたおしましょう。カケさんとは大親友だけど、お互い仕事の話はしない主義だとか・・・」

アベ「うーん、でも、不自然だよなー。カケさんの依頼は断れないから、ずっと優遇してきたけど、まさかこんな事態になるとは・・」

アベもぐいっと杯を空ける。

イナダ「首相、私、ほんとうに辞めなくていいんですか?最近、記者のしつこい追及に耐えられなくて」

アベ「トモミ!何を弱気になってるんだ!こんなのは一時的だよ。もうすぐドナルドに平壌を攻撃してもらうから、メディアは一斉にそっちに向く。この夏だけ我慢してくれ!秋には軽井沢に旅行にでもいこうや」

スガ(呆れ顔で)「でも、トランプもそろそろやばいですから、その約束も実行されるかどうか・・」

ハギウダ、さらに杯を空ける。目がとろんとなっている。

スガ「ハギウダ、オマエまた飲みすぎだって」

ハギウダ「るせー!まだぜんぜん酔ってねーよ。このハゲ!!わっはっは!」

アベ、舌打ちしながら「また、はじまった。それよか明日の打合せをしよう」

スガ「はい」

ハギウダ「わはは!はにが“はい”だよ、このハゲー!!わっはっは」

アベ(無視して)「明日も徹底的におとぼけ作戦にでよう。イズミ君も頼むよ。」

イズミ「わかっております。口が裂けても本当のことは言いません。しかしこちらもなにかしらの具体的な根拠がないとマエカワの主張に苦戦してしまいます」

アベ「具体的なものなんか出したらこっちが負けるだろ!」

ハギウダ「あはは!怒ってるよアベちゃん!本性出したね。でも明日はまたおとなしく答弁しないとダメだよ。あはは!」

アベ、キッとハギウダを睨み。

アベ「トモミ、こいつをつまみだせ!」

きょとんとするイナダ。

ハギウダ「つまみだせるものならやってみなー。洗いざらいぜんぶマスコミにぶちまけちゃうよー。あはは!」

 

こうして赤坂の夜はふけていく。