の比較的新しいCDを聴いた。
ネルソンスは、DGで進行中のショスタコ。今回の盤は特に第5と第8がよかった。これで彼等は2年連続でグラミーを受賞したわけだ。たしかに良かったんだけど、他の録音たちはなにをしていたんだ?CD業界は長年にわたる大不況で、新譜自体がめちゃ少ない。それでも同じコンビによるプロジェクトが2年連続受賞っていうのはどこか寂しい。しかしこの演奏、説得力が強く、ショスタコの精神の根幹に到達している演奏である。指揮者の世代交代は進み、当のネルソンスはその中心の一人だ。こういう演奏を聴かしてくれると将来が楽しみである。ボストンの音もDGだと重量感があってよい。
それとゲルギエフはプロコの交響曲集(マリンスキー)。おれはプロコが好きでね。今回も第6がとってもよかった。ゆったりと歌い、濃厚でエキサイティング。これは前のロンドン響を超えた。第7も同様の躍動感あふれる名演奏!
たまにはコンサートに行こうとおもい情報を集めるが、やっぱ外来オケは高い!特に欧米系のは到底ムリ!!これは彼らの来日公演の運賃・宿泊費・諸々の経費等を日本側が全部負担しており、それがチケット代に跳ね返ってくる仕組みがさせるものだろう。反対に、日本のオケの海外公演は日本側が全部負担している。だから海外で日本のオケを聴くときは高くはならない。そう、日本のクラシック業界は完全に後進国扱いなのだ。例えばN響をベルリンで聴くのにチケット代が42,000円もしたら席はガラガラだろう。向こうの聴衆もそういう気でいるかもしれない。歴史ある我々の文化であるクラシック音楽、誰が好き好んで極東のよく知らないオケに高額を払うのか?それよか「おらが街のオケさえ聴いていればそれでいいっぺー」というところだろう。でも日本ではいまだにありがたがって大枚をはたいて外来オケを聴きにいく。それしか方法がないからだ。しかし、この仕組みはどこかナメられている気がして納得いかない。それでも構わない。どうしても聴きたい。そして感動したりする。秋にはネルソンスとボストンも来日するが、はじめっから選択肢にない。しばらくは在京オケを聴きに行くとしよう。
