昨日、何年かぶりに靖国神社にいってきた。疲労がたまり、会社に行くのがひどく億劫に感じていた。午前どこかをぶらぶらして午後は家で眠ろう、ということにした。ふと思いついたのが靖国。桜が見ごろを迎えているし、以前のおれの記憶ではござを無料で貸してくれ、その辺にしいてごろりとのんびりできたのを知っていたからだ。しかし行ってみると様子が違う。そもそも露店がないし、人がめっぽう多い。あののんびりした雰囲気はなく。ちょっと離れたところでは機動隊員が固い面もちで待機しているのがうかがえた。それに誰も酒を飲んでいない。そもそも売店があるが売っているのか?“宴会禁止”の立て看板がいたるところにある。それでもおれはビール片手にうろうろしていたのだが、警備員に止められ「それ、お酒ですよね?」と機械的な口調で言われ、飲酒禁止だと知らされる。なんだよ、と思い、千鳥ヶ淵の方に目をやると、ここ以上に人々でごったがえしており、行く気になれない。以前の、のんびりしたゆるい空気感はもうない。マナーの悪い観光客が増えたためか、または場所柄反体制の動きを事前に阻止するねらいからなのか、これではちっともおもしろくない。昨日、あそこに来ていた人はあの状況で楽しかったのだろうか?今の世の中の情勢とおなじく、ここには不穏な空気しか感じなかった。