電車内のドア上の電光掲示板、「総武快速線遅延 新小岩駅にて人身事故のため」。これが今でもたまにでる。この駅では事故防止のため、警備員を常時10人近く配置し、目をくばっている。身を投げる人はこの厳重な警備の目をくぐって実行するのだから、いったいどうやって?とまず思う。その次の市川駅には警備員の姿を見たことがないから、この駅に集中しているのだろう。江戸川を渡るまでが東京だから、身をなげる人はおそらく都内の人なのか。江戸川を隔てた市川には馴染みがないから、東京のギリギリのところでやる。そういう心情もあるのかもしれない。
それにしてもこの国のいつまでも自殺率は高い。ある国際機関が発表した幸福度ランキングでは日本は51位だった。もちろん先進国では最下位。理由はたしか「他人への配慮(やさしさ、配慮、関心)が足りない」だったか、そんなところ。調査機関はよく見ている。実際、人情があるというより、自分さえ、という面の方が大きく、また、閉鎖的な国民性だとおもう。電車内の隣にいる人との距離感は、実際のそれよりはるかに大きな溝を感じている。51位は順当な評価だ。