裁判所前であの大混乱した映像はすごかった。彼らのああいう激しく感情をむき出しにした抗議は日本ではほとんど見られない。おれも安保法案のときは国会まで抗議にいったが、そのときのみんなは統制がとれていた。それがメディアでは賞賛されていたはずだ。震災のときや大火事の理不尽な災害にあったときの日本人の行動は世界からも注目された。立派だとか耐え忍び感情がコントロールしているとか。
でもそれはどうなんだ。
必要なときにはちゃんと感情を出さないと相手に伝わらないし本人だって苦しいままだ。「仕方ないから」と諦めている場面じゃない。理不尽でどうしようもないものに対しても堂々と自分の気持ちを叫ぶべきなのだ。先日韓国映画「ベテラン」をまた借りて観た。ファン・ジョンミンやミス・ボンのかっこいいこと!!(構成も上手い!)爽快なドラマに仕上がっているからこれはぜひ観て欲しい。そこでも彼らは自分の感情を遠慮なく主張する。それがまた気持ちいいんだ。日本の今の教育は、周囲の輪と共生を大事にしましょうというものだ。明るく元気で素直な子どもたち。で、そのまま大人になる。この頃から感情を押し殺すように教え込まれてきているようだ。それは国家と権力者には相当都合がいい。何しろ何があっても反抗しないよう刷り込まれているのだから。大した脅威ではない。最近は韓国のああした暴動シーンを見ると、あの方が本来あるべき姿だと思うようになった。