昨晩のBS1は興味深かった。あまたの経済学者のインタビューから、これからの社会を展望する。キーワードはいくつかある。誰も未来の事など予測できない。神の見えざる手は存在しない。2045年以降AIが人間を凌駕する。失業率は40%に達し2人に1人は仕事をしない社会。しかしこれも未来の事だから彼らの予測は当たる可能性は高くない。それにしても現在の資本主義社会は姿を変え、近いうちに新しい社会システムになっているかもしれない。技術革新の波は押さえられない。人口が爆発的に伸びた近代のように加速度的に進む。しかし生体である人間はそれにうまく対応できない。そのしわ寄せは今でも顕著だ。我々に精神疾患が多いのもその一つ。時代のスピードと人間の本来持つスピードが適応できていない。現在生活が快適とはいえない理由はここにある。そんな中でもそのギャップはますます広がるとおれは考えている。それを放っておくと未来は困難なものになる。TVではそういうことは触れていなかったがこういう番組をみるとそんなことを考えずにはいられない。トッドは保守主義に対し悲観していない。そういう見解には安堵させられる。しかしわからない。でも1つ言えることは、いつの時代でも人は困難を強いられ、一方で満足することはないということ。これは仕方がないのだろう。それに仮になにも困難がなく平安な時代が訪れたとしてもそれは一時であって、結局は飽きてしまう。そしてまた混沌を求めていくような気がする。今朝のニュースで報じたトランプ会見はおもしろかった。混乱と不安定に満ちた次期米大統領。その大仰な受応えに見ている者は惹きつけられ、当事者はさぞ苦痛だろう。不確実な未来の象徴、それが彼トランプなのかもしれない。