の方があうが、最近おもしろいディスクを聴いた。
ティーレマンとドレスデンによる交響曲。現代でこれだけテンポを揺らすのはめずらしい。驚いた。でもそれがあざとく嫌な感じはしない。むしろ自然な流れで説得力がある。シャイー盤はあまりおもしろみを感じなかったがこちらはおもしろい。考えてみればワルターやフルヴェンのような昔の指揮者は意のままにオケをかきまぜていたからね。現代の凝り固まった解釈はクラシック音楽の停滞を招きかねない。おれは危ないと思っている。もっと枠をはみ出せ。
あとはグリモーとネルソンズによるピアノ協奏曲。これは録音がいい。指揮者の意図もあって実にクリアな演奏で心地いい。グリモーの解釈は激しくなく女性らしくやわらかである。あー、そういう解釈もあるんだな、とおもしろい。

それとフルヴェンの数々の録音。あれを聴きなれると他のが平坦で薄く感じるから困る。彼の40年代の実演はどんな衝撃をうけるのだろう。デロリアンで行きたいものだ。