太郎さんの芸術3原則のひとつにこれがある。

プレートル指揮イタリアのオケが奏でるベト2・3を聴いて改めてこの言葉に共感する。
この演奏はとても音楽的だ。即興性があり次に何がくるか読めない。しかもベートーベンらしい野性味に満ちた迫力も凄い。そしてがっちりオケを管理せずに自然体。楽員の音楽をする喜びすら感じられる。心地よくきれいな演奏ではぜんぜんない。今の主流の真反対。最近聴いたベトでいちばん好きだ。

映画。最近の話題作を映画館で観て感銘をうける一方、どこかメタリックで座り心地がわるい感触が拭えない。家で黒澤さんやルメット作品等を改めて観なおしていると、そういった違和感がなく真から作品に没頭できる。
フィルム映像はクリアじゃない。家電屋で最先端のデジタル映画を最新のテレビで観るとあまりにクリアすぎて映画に見えない。メイキング映像のような安っぽさに驚く。

きれいすぎるのはよくない。味気ないし、大事なものが伝わらない。
現代こそ太郎さんの言葉が光る!