今、けっこう時間があって目の前にPCがあるからもうちょっと書くわ。
 
最近は頻繁に近所のゲオに行って観てない映画を借りてくるんだけど、この前黒澤さんの「七人の侍」をもう一度ちゃんと観ようとおもって借りてきた。
けっこう忘れているところもあって、改めてすごい作品だなあと再認識した。
志村喬さん演じる侍のたたずまいの清々しさ、重みというかね。集まった侍から人間的に慕われる設定になっているんだけど、それがとてもよく表れている。当たり前のことだけど、脚本でこういうキャラクターって書いてあって、それを具現化するのって大変な腕が必要なわけでね。黒澤さんと志村さんはそれを映像で見事にやっている。そこに忘れていた大切なことを思い返させてくれ感慨ぶかかった。
スローモーションの使い方やほこりの使い方。”弱い農民”という集団の映し方。貧しくても威厳を持たなくてはならない侍という存在。菊千代の画面をはみださんばかりの恐ろしいほどのエネルギー!。静と動。映画。これが映画。でも時間がなくて前半観たところで返さなければならなかった笑
黒澤作品はもっと他のも観なおしていこうとおもう。今だからこそ感じる何かは以前のそれとは違うものである。良い作品は何度観ても新たな発見があり面白いと言われるがそれは本当だ。
 
CDでも新しいのはとんと買わずにライブラリーを聴きなおしている。
本でもそうだ。ドストエフスキーもまた読みなおしている。
音楽はなんだろ。ベートーヴェンのピアノソナタとかよく聴くね。スコアを追いつつメジャーじゃない作品を聴くと新しい発見がおもしろい。やっぱベートーヴェンは変奏・アレンジがうまい。テーマをどんどん変化させて向上させていく。高く立体的に。
元気がないときでもベートーヴェンは楽しんで聴ける。交響曲6番のゆっくりした楽章
なんかはほんとにその世界に浸っているからね。演奏は奇をてらうのはあんまり好きじゃないからハイティンクやベームのを好む。
あ、それとブラームスのドイツ・レクイエム。これも近頃よく聴いている。アーノンクールとウィーンのやつ。しかも二章っていうの?二楽章?。あのゆーっくり揺られながら登っていく感じね。ブラームス特有のティンパニの3連打も相成って、魂はすっかりあの世に連れさられているからね笑
 
結局人の好みなんかすぐ変わるものだ。食いもの食って出して骨を除く細胞のほとんどが1年も経てばまったく入れ替わっている。物事を感じ取る脳細胞も総入れ替えしているんだから考え方が変わるのは当たり前だよ。「お前も変わったねー」「あたりめえじゃねーか!」。自然の成りゆき。人生成りゆきは談志さんの言葉。
そこに進化の過程で現在まで生き残ってきた我々ホモサピエンスのDNAの知恵というか、悪知恵?や環境への適応性がミックスしてくる。
 
あ、映画で思い出したがインドの作品で「THE LUNCHBOX」っていう(これまた邦題は忘れたが)のがあって、このエンディングが押しつけがましくないのが気に入った。だいたい映画はそれでどうなったの?とか求められるけど、それだけじゃない。この手の映画にありがちなハッピーエンドを予想していたけどそうでなくてよかった。インドの社会状況とかも新鮮だったし良い映画だ。最近のインドはこういうどこでも通じるもの、悪く言えばグローバル化した映画が作られるようになったのか。
 
政治もどうしようもないけど気になるといえば気になる。
次の選挙に向けて野党が結成しているらしいが、あの顔ぶれをみるといかにも頼りなさげでさ。あー、これじゃダメだなっておもう。
なんていうのかな、どの党首の顔にも芯がないっていうか、他人事、あくまで仕事の一部でしかないって書いてある。そりゃ彼らも食うための仕事には変わりないんだけど、もうちょっと国民のことを真剣考えないとあの面に一票は入れられないぜ。
 
1月1日はいちおうの区切りでもあるんだけど、いまはそんなのほとんど関係ない時代だから。ちょっとだけ休んですぐに日常。またかー、とおもうよ。
死にたいとか思ったことはないけど、生きていることにもあまり理由がない。そもそも人間なんて理由があって生きているわけじゃないけど、何かで死んじゃっても自身としては別になんもおもわない。ただ残された人が大変だからそこはがんばって生きなくちゃとかはあるんだけど。それって他の人のために生きることでね。よく養老さんが言っているけど自身の死というのは二元的なものだろう。
最近の身近な死を見ていると、死が嫌なのは自分が死ぬことじゃなく、周囲の人たちが悲しんだり苦しんだりするのが嫌だから死にたくないってことなんだよね。もしおれにそういう人たちがいなかったら自分の死が一気にクローズアップされ、少しでも生きていたと思うようになるんじゃないかね。だとしたら今の自分は自分を生きていないのかもしれない。そういうふしはあるから。
 
あー疲れた。おしまい。
 
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