マット・デイモンとヴァン・サントによるこの秀作をようやく見ることができた。
手法は決して新しくはないが、現代が抱える悩ましいテーマを優れた脚本と演出により引き込まれた。

大企業は手段は選ばずに出来ることはなんでもする。
もちろん主人公であるデイモンはその事実に驚愕し悩みある決断を出すのだが、それがいかにも自然で押し付けがましくない。楽しみながらもいろいろと勉強になった。
いい映画だから興味がある人は見てみればいい。
これを見ていてずっとちらついていたのが今の参議院でのやりとり。
国はやりたいことはなんでもおしとおす。
しかも狡猾にどんな汚い手を使ってでも表情ひとつ変えないで決定するはずだ。野党が今のように体たらくなままなら残念ながらすんなり安保法案は通る。
もはやその先を考える次元に来ている。

この映画は人間の良心の素晴らしさとともに社会の恐ろしさも教えてくれる。