時間をかいくぐっての映画館。集中して観た。

舞台はスターリンの大粛清時代。そこに生きた人々の恐怖は画面から感じとれた。現代で、しかもアメリカ作品であそこまで作ったのはすごい。監督はまだ本数が少ない人だけど臨場感ある演出で力がある。

楽園に殺人はあってはならない。

理想を何がなんでも死守しなくちゃならない社会の恐ろしさ。
これは何も国家だけの問題じゃない。いまの東芝問題も似たようなものだ。国や企業トップの暴走。理想や業績ばかりに縛られるとろくなもんにならないという教訓だ。

それにしてもオールドマンはすっかりいい俳優になった。
これをロシアか欧州でリメイクしたらもっとダークでリアルな仕上がりになるはずだ。
見応え充分の映画であった。