観終わって、しばらくすると沁みてくる映画である。
それにしてもとてもオープンで混沌とした内容で、大笑いしてしまうシーンも多く、なんとも規定しづらい。
そもそも映画とは規定するとか枠にはめるとかジャンルを決定するものじゃないんだよな。普段そういう目で見てしまっている自分の浅はかさに気がつかされる。
作中で流れるマーラー(第9!)やチャイコフスキーやラフマニノフの交響曲。主人公が舞台やバードマンと化しているときに背後に流れるんだが、これが抒情的だ。
辛辣な評論家とやりあうところや、パンツ一丁でブロードウェイを逃げるように歩くさまなんかはおもしろいね。そのあと舞台を続けるんだからさ笑
マイケル・キートン、地をそのまま見せるような演技はよかった。
動揺や困惑をしつつもがんばっている姿はいまだに心から消えない。
