オペラは依然として苦手だ。
なんかの本で読んだんだが、ウィーンでは舞台をみないで目をつむったままオペラを楽しむ人がいるらしい。
目から鱗。オペラとなると話の筋がわからないとどうしようもないんじゃないかと、舞台や指揮者をみたり字幕を読んだり、と大変なおもいをしてきた。
その結果めんどうくさくなり、聴かなくなる。
でも音楽だけという捉え方でも楽しめるようになっているのではないか。天才作曲家たちが懸命に書いたのだから完成度も充実度も高いはず。
そこでちょっと試している。
ワグナー。なかでもこれは苦手だ。
なにせ長い。4時間近くもする大作がほとんど。いったいどうなってんだ。
で、あえてその苦手に手をつけてみることにした。
下田歌劇“トリスタンとイゾルデ”。フルトヴェングラーの名盤が出ているということでそれを理解したくなった。
さらにありがたいことに現代はフリーのスコアがダウンロードできる(こういう便利はおれは歓迎する)。
手始めに第1幕をプリントアウトして(200P)眺めつつ聴く。
何を言っているかとか意味なんか知らなくていい。音楽がすべてなのだ。
そうすると自然に入ってくる、かな。なんだか交響曲や宗教曲を聴いているような。
まだ序盤だけどなかなかいい。まあ、かまえず気長にいこう。
年齢のせいかいろんなものが億劫になってきている。これはヤバい傾向だ。
なかば強制的に新しいものを取りいれないと怠惰が染みついてつまらないおっさんになってしまう。
音楽でもマンネリ化している危機感がある。
だからあえて聴いてきていない楽曲に手を出すが、なかなかおもしろいと感じるところまでいかない。まだ馴染んでいないからだろう。
打破するにはいっそのこと外国にでも行ってみれば一気に新しいものに触れられ活性化しそうなものだが、なかなかそうもいかない。
ザギンあたりの飲み屋でガイジンさん相手に話す程度しかできないかな。