■どうなのかね。
このまえ法要で親戚一同があつまった。
そこでの話題はもっぱら独身者に対する話題、子どもの話題と相場はきまっている。
で、やはりそこにいた40近い男性独身者に結婚をすすめるわけだ。
しかし当人はなにもしたくないからしないのではない。したくとも相手がいないのだ。
といっても付き合う人がいてもさて結婚するかといえばそう簡単なことではない。
聞いていると年配者の言い分は、「歳とって一人だと寂しいよ」ということのようだ。
まあ寂しいかもしれないが、そこはそれほど問題じゃないような気がする。
ましてや男はさほど寂しさを感じないものだ。
それよりも結婚して子供を育てるというのは実に骨の折れることだから、いっそそういうのがない気楽さをおもうと、おれはそっちでもいいと思うのだ。
経済状況は悪くなるいっぽうで、それに比例して収入は減る。
これが回復する兆しはみえない。トンネルの出口なんて存在するのだろうか。
活気がるのは東京のどまんなかだけで、川を渡るごとに街の勢いは目に見えて減っていく。
あべのみくすとはどこの国のことだろうかと怪訝におもったりしている。
昔の人は経済成長のなかで生きてきたから、その感覚は「どうにかなる」という楽観がこびりついている。
だから、人は、結婚して子どもを育て悠々自適の余生、というイメージで考える。
でも実際の現代はそんな甘くない。
結婚してハッピーな人生をおくろう、なんておれはあまり信じていない。
本当はしない方がいいんじゃないかとも思っている。
人生は短い。
社会のなかの人間だけど、いろんな生き方があるのだ。
結婚だって、そんなもんしてもしなくともたいした問題じゃない。
