クーベリックが指揮した幻想交響曲はこの作品に内在する狂気を見事に表現している。
彼はライヴの人であろう。スタジオ録音の際の折り目正しくおとなしい演奏は本来ではない。バイエルン放送響は現在とは違って重厚な響きを創出し、すさまじくおもしろいドラマの立役者となっていた。
 
集団的自衛権。いろんな情報が交錯してばかりでなかなか自分なりの考えの方向が定まらない。新聞によってもまるで正反対の論調であるし、TVは核心を欠く内容のため、バラエティの域をでることはできない。ラジオはその点比較的まとも(総合的であり、問題も深く多角的にみている)で、ラジオからよく情報を得る。
そんな状態でしか判断はできないが、おれはやはり反対だ。
理由はいろいろあるが、1つだけ言えば、巻き込まれなくともよい戦禍にわざわざ巻き込まれにいくことになる、ような気がするからだ。
この動きには注視していきたい。
 
本で言えば、“知の逆転”というNHK新書を買って読んでいるがこれは世界の現在を知るには好書だ。
どの章も興味をそそられるテーマである。
それと松本清張の短編集も読んでいるが、相変わらずの贅肉を落としたようなスパッとした文章とはっとさせられる緻密な表現がすごい。
また物語の意外な方向にころころと転がるかとおもえば、それは計算されているものだと後々に知るにつれ、感嘆のため息が出るのだ。