これを観るのもこれまたロードショウ時以来。
当時はオープンな性描写を大スクリーンで観たものだから落ち着かない状況だった 笑
でもこうして一人でじっくり観ると、なるほどな、とかなりおもしろかった。

キューブリックならではの圧倒的な”画”は往年より影をひそめている感がした。
しかし、人間の深い深い内面をスリリングかつ鋭く描いた手腕と気概はすごい。
彼以外だれにもここまでの映画はつくれないだろう。

ショスタコーヴィチのワルツよりもリゲティのピアノ曲の印象がつよく、これだけは公開以来ずっと脳裏から離れなかった。じつに映画にマッチしている。

また監督はなぞはなぞのままで答えを完全には提示しない。
冷たく静かな余韻が残るが、こういうのは個人的には好きだ。
答えを全部言われちゃうとどこか押しつけがましいし、余韻が残らないからね。