この性分は変えようがないので、ここんとこの多忙さをもってもそれを実行している。
文化的なことで言えば、本では“罪と罰”の再読をはじめた。
カラマーゾフは何度読んでも自分にしっくりこないのか、途中でやめてしまう。
二度チャレンジしたけど、だめ。おれには合わない小説なのかもしれない。
そこにくるとラスコーリニコフの物語は違う。
冒頭からどっぷりあの世界に引き込まれる、これはおもしろい。
音楽では相変わらずアバドを中心として聴いている。
マーラーの第2を彼はいくつか録音しているが、おれはウィーンとやったライヴ盤が好きだ。
オケの柔軟性もあいまって実に劇的な雰囲気を醸し出しており、満足このうえない。
それとシューベルトの弦楽四重奏15番、有名な死と乙女も好きだけど、この15番もとてもいい。
苦悩を背中にしょいながら疾走するタランテラとでも言おうか、とにかくシューベルトのいいところがふんだんに詰まった名曲なのです。
これをアルバン・ベルク四重奏団で聴いている。
映画は30年ぶりに“シャイニング”を観ている。
基本ホラーは怖いから近づかないんだけど、キューブリック作品だからそんなこと言ってられない。
しかもキングの原作だからね。
で、見てみるといくつかのシーンの他はすっかり忘れてしまっていて、実に新鮮に観れた。
キャメラワークがすごいね。
ホンモノ中のホンモノという雰囲気がどこかしこからもにじみ出ていて、こっちは金縛りにあったように緊張感から解放されない。
そこがまたいいんだ。