ロードショー公開時に見に行ったけど、ちょっとしたトラブルで中座しなければならなかった。
以来あんまりいいイメージがなく観ないでいたが気になってこの前ビデオを借りてきて観たのだ。

この時代のスコセッシは傑作を連発していただけにカジノも素晴らしくおもしろい作品だ。
にっちもさっちもいかないぎりぎりのピンチからくる焦燥感が観るものをじわじわと締めつけてくる。
デ・ニーロとペシのギャングぶりはリアルで人間味に満ちている。
ストーンが華やかさから墜落していくさまも凄い。
舞台、フィルムの色合いはいい意味で重みがある。

スコセッシのこの頃の作品はどれも好きだ。
しかし今は現代風になってしまい、どうも薄味なのが残念。

冒頭にマタイ受難曲が使われていてこれも効果をあげていた(ショルティ指揮シカゴ響)