■BBCラジオ3で、今年のPROMSの模様を聴くことができる。
そのなかでアントニオ・パッパーノ指揮によるローマチェチーリア管弦楽団による演奏を聴いたが、これはとてもよかった。
メニューはモーツァルトとシューマンとラフマニノフ。
はじめのモツ35番からすでに活き活きとした響きと颯爽としたテンポ、しかも随所に新たな解釈を披露しているから集中力がおちない。
そしてメインディッシュのラフマニノフの2番。
最近聴いた同曲では間違いなくベスト。
3楽章は有名でこの曲の看板だが、じつはおれとしてはちょっと胃もたれする。
しかしこの演奏ではそんなことはなく、あっという間に聴き終ってしまった。それくらい良かったのだ。
最近のパッパーノはとにかく素晴らしい。
それとネルソンズ、彼らの演奏は曲目関係なくチェックしていきたい。
欧米ではこうして素晴らしい演奏を惜しげもなくネットできける環境が整っている。
ひるがえってここ日本。
なぜか出し惜しみをしているせいか、このあたりは世界に遅れている。
日本ってのはほとんどの事柄がある一定の枠内にとどまったままで、あっと驚くような新展開が起きにくい国のようだ。
いや。犯罪や自然災害といった“大変なこと”にかけては世界を驚かせている。