映画“フィフティ・フィフティ”は、突如若い青年が癌を患って人生観が一変する物語だ。

(ネタバレになるから注意して下さいよ)。


ラストは手術が成功し主人公は助かる。
更に、かわいらしい恋人を手にいれてハッピーエンドで終わる。

難病をテーマにした映画では主人公は助かるのか?駄目だったのか?が大きな柱となる。

誰しもが降りかかる可能性がある恐ろしいテーマだけに、とても難しくデリケートなものとなる。

この映画のようなエンディングではやはり印象が薄くなってしまう。

助かるのが悪いわけじゃない。
なにもかもうまくいきすぎているのが「そんなはずねーだろ」とつい思ってしまうのだ。
後遺症はどうした?とか、いろいろ考えてしまう。
途中までよく出来ているぶん、ラストが陳腐になったのが惜しい。

もし、おれが癌末期だとしたら、この映画のエンディングは見るに耐えない、ということだ。
このテーマはそういうことまで考えに入れて作らないとならないと思う。
要するにこれは現実を描いた残酷な映画なのだ。