■中学の頃、近所のガキどもとよく映画を観たもんだ。
邦画なんてのはあまり観ないでアメリカ映画ばかりを観ていた。
わりと金持ちの友達んちに行って、当時はめずらしかったビデオデッキがあってね。
ウディ・アレンやジョン・ランディスらのコメディを、お菓子を食いながらみんなで笑っていた記憶がのこっている。
 
その頃の影響って、今のおれの人格形成の主要な部分になっているんだろう。
それでこんな人間になっちまう。
 
“スラップ・ショット”もその頃に観た。
今回観てもほとんどすべてのシーンを覚えていたから、何度も観たってことだろうな。
 
それにしても痛快な映画だ。
現代の映画では当たり前となった“きれいごと”はここにはない。
泥くさく自由にふるまう人物がじつに魅力的だ。この頃はそういう時代だったのだ。
男も女も生半可な連中じゃない。哀愁もあって濃いね。
さすがはジョージ・ロイ・ヒル監督。
 
それにポール・ニューマンのニンマリとする笑顔がまたいいんだよな!
ああいう味のある表情ができる俳優ってそんないないだろう。
同監督の“明日に向かって撃て”“スティング”での彼ももちろんすばらしいが、この映画でも最大限の魅力を放っている。
 
みんなまだ観てないでしょ?
観なさい。
これが正しい娯楽映画というものだぜーい。
 
 
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