■学生やリーマン達でごったがえしている交差点が目にとびこんできた。
・・・ここはいつきても人がおおいな。
人をかき分け丸善書店の脇道にはいる。
少しは歩きやすくなるがランチタイムのため昼食を求める人が目につく。
まだ腹はさほど減っていないしどこ行っても混んでるだろうから、まだおれはいい。
それよかこのすばらしくいい天気、歩くスピードも自然と速くなる。
古本街は久しぶりに来たが、相変わらずの風景だ。現代においてもほとんど変わらないお店達についうれしくなる。
と同時に経営的には大変なんだろうな、ともおもう。
ディスクユニオンに入る。
なかなかの品ぞろえだ。
一瞬買おうかとよぎるが、おもいとどまる。
目的はCDではない、ではなんなのだ?とくにない。ただ流れのままにさまよい歩くこと。
クラシック書籍をあつかう書店に入る。
ここには目的があった。
ヨーゼフ・ハイドンの交響曲のスコア。
音楽の友社から中期交響曲を数曲づつまとめたスコアがかつて出ていたが、いまは絶版。古本としてここにあればめっけもんとおもい来てみたが、なかった。
店主に話を聞くと、それはおそらく入手はかなり困難だという。
うーん、そうか。
ハイドンの交響曲だけがどういうわけだか冷遇されている。
多くの作曲家のスコアはだいたい見つかるものだが、ハイドン(後期はのぞく)のはない。
ここでないのなら今後おれが手にすることは絶望的。
それならそれであきらめがつき、探す尽力は今後必要ないから、気持ちのどこかが軽くなった。
そろそろ腹も減ってきたので、“二代目つじた”でつけめんを食らう。
久々にここのを食うがうまい。うまいがつけめんはつけめん、そんなにこだわるもんじゃないなという素っ気ない心情もうかんできた。
また来るにはだいぶ間があいてからだろう。
腹が満たされ、さてまた歩こう。
足は自然と東京駅方面へむかう。
この界隈はいい。雰囲気がいいのだ。
ビルだけだとどうも味気ないのだけど、街全体の調和がいい。
街路樹と巨大なビルジングたち。日本を代表するオフィス街だ。
いまちょうどIMFの国際会議を開催しているからいつもよりものものしい警備が緊張感を高めていた。
オアゾの丸善。
ここがおれにとっていちばんいい本屋さん。
代官山の蔦屋さんもなかなかのものだったけどおれとは毛色があわない。
ここの方がゆっくり本に接することができてなんともいえない優雅な時間をすごすことができるのだ。
東京駅前は新しい駅舎をみようとおおくの人がシャッターをきっていた。
これだけ人がいては駅舎をゆっくり見ることができない。もっと空いてきたら見ることにしよう。
夕方になり寒くなってきたから銀座のユニクロでトレーナーを買う。
ここにも初めて来たけど、ヤロウの服は9Fまで登らないとならないので、その点はめんどう。ただデザインはおもしろい。
日も暮れるとやっぱり飲みたくなり友達に連絡し、急遽下町で飲むこととなった。
軽く飲もうという前提だったが、杯がすすみ話が盛りあがってくるにつれ、約束の時間はとっくにオーバー。
おもしろいときってそんなもんだよね。