■最近いろんな人と飲むようにしているが、当初、自分が勝手にいだいていた印象とまったく違うことがままある。
それは落胆だったり、その反対だったりするわけなのだが、やはり人間ちゃんと話してみないとわからないものだ。
まじめに生きている人というか、まともな神経をもっている人は一様に悩みを抱えていて、そのまじめさゆえに悩み事に強い姿勢で戦えないから、なかなか脱しえないようだ(おれはこのタイプ)。
それによって負のエネルギーがどんどん蓄積していくと、その人自身の臨界点に達し、ついに相手に挑みかかる。
そうなれば理想的なのだが、臨界点によって自分自身を壊してしまうケースもあり、それは当人にとっては厳しい結果となる。
でも人はなんどでも立ち直れるものだから、その苦い経験もいい教訓になるはずだ。そうなってほしいという願望もふくめて。
飲んでいて何が楽しいかって、会話の応酬だ。
おれの言ったことが相手の思いもしらなかった思考を刺激し、新たな発見に喜び、それを言う。
それを聞いたおれも新しいことに気がつき、うれしくなって相手にしゃべる。
そうしてどんどん白熱していく展開はおもしろい。
酒の量も増え、気がついたら終電ぎりぎりの時間。
慌てて店を飛びだし、電車に駆け込む。
そういう飲みがいいね。