■先週末におこなわれたボストンのシンフォニーホールでのジョン・ウィリアムズ指揮ボストン・ポップスの演奏会をネットで聴いた。

これはFILM NIGHTと名付けられ、往年の名作映画とウィリアムズ自身の作品をアレンジしたものメインとしている。
http://www.wgbh.org/programs/The-Boston-Symphony-Orchestra-in-Concert-1641/episodes/Beethovens-Missa-Solemnis-35572

最近、このボストンからのネットの音質がとても良くなり、母体であるボストン交響楽団のライヴも楽しんできた。

ボストン交響楽団定期ではサロネン指揮のラヴェルとストラヴィンスキー、それとハイティンク指揮のメンデルスゾーンがすばらしかった。それは解釈もサウンドにおいても。


さて、この夜は久しぶりにウィリアムズの健在がよく伝わる立派なコンサートであった。

彼は今年いくつになるのだろうか。もうおれが子どもの頃からの大ファンで、そのときからすでに大家の雰囲気をかもしだしていた。あの髭がそうさせるのかもしれない。

サウンドトラックと違ってこういうポップスコンサートは、音が軽いしあかるすぎるから腹にどんとこないもどかしさがある。残念ながら。

この日のコンサートでもそれはあったが、それだけに留まらない“白熱”があった。

観客はのりにのってコンサートは次第に熱狂を帯びてゆく。演奏する側にもそれがつたわり、意味のある音楽がつぎつぎに響きだす。

自作自演のルーカスとスピルバーグ作品メドレーで会場は沸点にたっする。

ジョーズの例のイントロが流れると客は喜び、笑いだす。間髪入れてスターウォーズのメインテーマ、続いてレイダース・マーチ、しめくくりはE.T.だ。

その他、タンタンの冒険とスーパーマンのメインテーマも力感がある立派なものだった。

そして締めくくりはスーザのStars and Stripes Forever。この祝祭的な雰囲気にこれ以上あう音楽はない!

それにこの曲は本当に名作だ。勇気がふるいたつあのテーマと、どこか哀愁をふくんだ中間部。クライマックスの大合奏からうまれる陶酔。完璧な音楽だ。


今後もボストンからポップスライヴが配信されるので、これもこれからの楽しみのひとつである。