■部屋に寝ころび、漫画とドラ焼きを楽しんでいるドラえもん。
そこにいつものあの慌てん坊の足音が。
ドタドタドタ!ガチャ!
開いたドアからハアハアと肩で息をするのび太が転がりこんでくる。
のび太「ドラえもん!ねえドラえもん!」
ドラえもん「(のんびりと)なんだよ、のび太くん」と言いつつも漫画から目を離さない。
のび太、ドラえもんの漫画をむしりとり。
のび太「またもやしずかちゃんが大変なんだよ!いますぐ行かなくちゃ!」
ドラえもん「(未練がましく)もう、まだ途中なのに・・・」
のび太「(ヒステリックに)なんとかしてよ!」
ドラえもん「うーん、仕方がないなぁ」としぶしぶポケットに手を入れる・・・
(こういう甘やかされた少年はロクな大人になるわけがない。ドラえもんの存在そのものがのび太をダメにしているのだが、まあいい、この先を見ていこう)
ドラえもん「どこでもドアー!」(♪)
と、ポケットから出てきたのは映画のセットの一部のようなごくごくシンプルなドア。
のび太「なあにこれ?」興味津々。
ドラえもん「これは“どこでもドア”といって、行きたい場所を言うだけでそこに行ける魔法のドアなんだ(得意気)」
のび太「すごいすごい!さすがドラえもん。ではさっそく・・・しずかちゃんのところへ!」
と叫びドアを開けるとドアのむこうから湯けむりがもくもく。
またもやこの展開か、と期待に胸膨らませドアをくぐると、そこは浴室。やった。
湯気でよく見えないけど誰かが浴槽に浸かっている。
のび太「しずかちゃん!」
といやらしい声で呼びかけるのび太。
しかし、帰ってきたその声は野太い男の怒声だった。
「だれだ!おまえは!」
湯けむりが消え、視界がひらけてくると浴槽に入っている人物が見えた。
亀井静香、その人である。
のび太「(動転し)あわわわ!す、すいません!間違えましたあ!」言い切らないうちにドアに飛び込み、バタンと扉を閉める。
無残な姿で座りこむのび太を尻目に。
ドラえもん「もう、慌てんぼうなんだからぁ。もっと詳しく言ってあげないと機械の方でもどこに繋げたらいいのか分からないじゃないか。“しずかちゃん”だけだと世界で一番有名な“しずかちゃん”のところへ通じるようにプログラムされているんだよ」
のび太「も、もっと早くそれを言ってよ」
目を白黒させ訴えるのび太。
ドラえもん「で。しずかちゃんちの住所はなんてえの?」
のび太「住所?あれ、なんだっけ?」
ドラえもん「知らないの?」
のび太「(力なく)うん・・・」
ドラえもん「もうしょうがないなぁ。じゃあ無理だよ」
のび太「え?でもTVのドラえもんじゃ、そんな細かいこと言わないでも行きたいところに行ってたよ」
ドラえもん「バカだなあ。あれはTVだよ。あんな都合のいいことがるわけないよ。ここはリアルな世界なんだよ」
のび太「そうかぁ、現実は厳しいんだなぁ」
ドラえもん「そういうこと。じゃあ邪魔しないでね」
と言うや寝転び、ふたたび漫画とどら焼きの世界に戻っていく。
そこにいつものあの慌てん坊の足音が。
ドタドタドタ!ガチャ!
開いたドアからハアハアと肩で息をするのび太が転がりこんでくる。
のび太「ドラえもん!ねえドラえもん!」
ドラえもん「(のんびりと)なんだよ、のび太くん」と言いつつも漫画から目を離さない。
のび太、ドラえもんの漫画をむしりとり。
のび太「またもやしずかちゃんが大変なんだよ!いますぐ行かなくちゃ!」
ドラえもん「(未練がましく)もう、まだ途中なのに・・・」
のび太「(ヒステリックに)なんとかしてよ!」
ドラえもん「うーん、仕方がないなぁ」としぶしぶポケットに手を入れる・・・
(こういう甘やかされた少年はロクな大人になるわけがない。ドラえもんの存在そのものがのび太をダメにしているのだが、まあいい、この先を見ていこう)
ドラえもん「どこでもドアー!」(♪)
と、ポケットから出てきたのは映画のセットの一部のようなごくごくシンプルなドア。
のび太「なあにこれ?」興味津々。
ドラえもん「これは“どこでもドア”といって、行きたい場所を言うだけでそこに行ける魔法のドアなんだ(得意気)」
のび太「すごいすごい!さすがドラえもん。ではさっそく・・・しずかちゃんのところへ!」
と叫びドアを開けるとドアのむこうから湯けむりがもくもく。
またもやこの展開か、と期待に胸膨らませドアをくぐると、そこは浴室。やった。
湯気でよく見えないけど誰かが浴槽に浸かっている。
のび太「しずかちゃん!」
といやらしい声で呼びかけるのび太。
しかし、帰ってきたその声は野太い男の怒声だった。
「だれだ!おまえは!」
湯けむりが消え、視界がひらけてくると浴槽に入っている人物が見えた。
亀井静香、その人である。
のび太「(動転し)あわわわ!す、すいません!間違えましたあ!」言い切らないうちにドアに飛び込み、バタンと扉を閉める。
無残な姿で座りこむのび太を尻目に。
ドラえもん「もう、慌てんぼうなんだからぁ。もっと詳しく言ってあげないと機械の方でもどこに繋げたらいいのか分からないじゃないか。“しずかちゃん”だけだと世界で一番有名な“しずかちゃん”のところへ通じるようにプログラムされているんだよ」
のび太「も、もっと早くそれを言ってよ」
目を白黒させ訴えるのび太。
ドラえもん「で。しずかちゃんちの住所はなんてえの?」
のび太「住所?あれ、なんだっけ?」
ドラえもん「知らないの?」
のび太「(力なく)うん・・・」
ドラえもん「もうしょうがないなぁ。じゃあ無理だよ」
のび太「え?でもTVのドラえもんじゃ、そんな細かいこと言わないでも行きたいところに行ってたよ」
ドラえもん「バカだなあ。あれはTVだよ。あんな都合のいいことがるわけないよ。ここはリアルな世界なんだよ」
のび太「そうかぁ、現実は厳しいんだなぁ」
ドラえもん「そういうこと。じゃあ邪魔しないでね」
と言うや寝転び、ふたたび漫画とどら焼きの世界に戻っていく。