■近所によく買いにいく肉屋がある。

揚げ物が出来るのを待っている間、そこの主人とおかみさんとの会話を楽しんだりする。

つい先日のある晴れた日。

太陽は出ているのだが湿度が高く空気はジメッとしていた。

「じめじめしていてやだねー」とおれが言うと、そのおやじ「こんなにいい季節は今しかないですよ。楽しみましょう!」と笑顔を見せた。

なるほどな、今のおれはものごとの悪い面ばかりを見るようになっていたんだと、この瞬間わかる。

このときのおやじの顔をときたま思いだしては、もっと視野を広げねばな、と考えるようになった。

たしかにそうだ。寒く長い冬はついこのまえ終わったばかりで、もう来月はむし暑い夏なのだ。


最近季節が極端になっている気がする。

春と秋というすごしやすい季節は短い。

もうあっという間だね。やっと春になって身体がらくになったな、とおもっていたらもうむしむしと暑くなっている。

これも異常気象というヤツなのでしょうかね。

こう毎年異常気象が続くと、それは異常じゃなくなり、いつのまにか通常気象ってことになる。

異常な事態に慣れてしまうと異常じゃなくなるってのは、なんだかヘンだよな。

いつまでも「これは異常だ」なんて主張しているヤツの方が、おまえは変なヤツだと言われるはめになる。

逆転しちゃうんだよね、みんなの感覚とか価値観が。

おそらく今までの人類史はそうやって変化してきたのでしょう。

おかしなもんだ。

正しいとか悪いとかそういう判断で歴史が動いてきたわけではなさそうだし、その時代の流れ雰囲気でどんどんある方向に舵がむいてしまう。

見てみたいとおもう。100年後の日本、500年後の世界を。

もう我々の想像がつかない世界になっているはずだ。

でも予測ぐらいならつけられる。

情報技術はより発展するでしょう、この先もずっと。

かといって身体を動かさないで頭でっかちな未来人のようにはなるとはおもえない。

それなりに健康には気を使うでしょう。

今みたいにみんなこぞってマラソンなんかしたりしてね。

それと貧富の差と階級の格差がどれくらい広がるのか。

これは縮む方向にはいかない気がする。

そのことによる人々の関係が現在とどう変わっているか。

悪化しているかもしれない。

富と権力を得た者はそれを死守しようとするものだ。

表向きは平穏な顔をしていても内面では怒りが渦をまいているのかもしれない。


それとどっかの国の独裁者が核のボタンを押さないとも限らない。

ピーター・セラーズが演じた博士だか大統領にならなければよいのだが。


・・なんだか話が壮大になってきたから、この辺で。

アディオス!