■やっと昨日で飲み飲み強化月間がおわった。

酒はもちろん好きでいいが、これだけ接待じみた飲みが続くと、いや、マジで疲れるね、これ。

会は、もっぱら地場の飲食店のオーナーたちとの会合であった。

震災を機に、大手チェーン店でない一般飲食店は、どこもかなり苦戦している。

来店する人は減るし、一人あたりがおとしていくお金も減っている。

必然、体力のないお店は閉店を余儀なくされ、多くのお店が廃業においこまれている現実を見聞きしている。

そのためであろう。会合は例年にくらべると全体的に元気がなかった。

有効な打開策もなければ、奇跡も期待できない。がんばって明るい未来を描こうとしても、ほとんど明るい要素なんかは見いだせない。

二代目が店を継ぐ、なんてのはほんとうに稀な話だ。

このさきの日本の食文化はどうなっていくのか。

どこか味気ないチェーン店ばかりになってしまわなか。

食はその人間形成にふかく関ってくるだけに、かるい懸念をいだいている。



■さて音楽。樫本大進君とイタマール・ゴランというピアニストによるCDがとてもよかった。

プーランクとグリーグとフランクによるヴァイオリン・ソナタ集だ。

そのなかでプーランクだけは、ヴァイオリンとピアノのためのソナタという曲名だけあって、ピアノが活躍するシーンが顕著だ。

それにしてもこの二人の演奏はすばらしい。大進君は情感たっぷりに歌いあげ、はじめはプーランクらしからぬねっとりとした響きに奇妙な感じがしたが、すぐにその疑いは晴れて、こういう演奏の方がプーランクを正しくあらわしている、と思うようになった。

ピアノも主張が強い。でもこの曲はピアノもヴァイオリンと対等な位置を占めているので、これくらいがおもしろい。

大進君の演奏は今回はじめてちゃんと聴いたけど、予想をうわまわる表現の立派さにおどろいた。

これからもっと聴いくとするか!