
こうして身体が慣れるころに季節が変わりはじめ、今度は暑い夏に向かってこのエリアに住むすべての生き物は大変革をしなくてはならない(大袈裟な表現だが^^;)。
「日本は美しい四季に恵まれた稀有な国」といわれるが、「常に過酷な季節の変革に追われた大変な国」、という見方もできる。
両方とも間違いではないから、人それぞれのとりようだ。
それに季節ごとに服をとり変え、食いものも変わったりするんだから、経済的に見れば好都合であるかもしれない。どうしたって金を使わないとならない。
そうした変化を楽しむべきなのだろう。
文句をいったってしょうがない。
■映画“アニマル・キングダム”はおもっていた以上にシリアスなドラマであった。
高校生である主人公の性格は、どちらかといえば周囲に流される主体性がないものだ。
今風の若者だな、とおもえるシーンが多く、表情は暗く無表情がおおい。なにを考えているのか伝わりづらい顔。
行動にしても不可解だったりする。
母親が隣で死にそうなのに、大音量のTV画面から目が離せない。クイズ番組が気になるのだ。
そのとなりで救急隊が母親の救助にあたっているが、ほとんど無関心状態。
その後保護者がいなくなった青年が、犯罪で生計をたてている家族(親戚)と暮らすことになる。
現実にあった事件をベースとしているだけあって、うわついた物語ではない。
警察とこの家族のどちらに自分はつくべきなのか、葛藤する。そういうシーンは真剣でリアルなので、強く胸にせまってくる。
主体性のない高校生が最後にみせる自主的行動は、こうなるだろうと予感していても、期待はうらぎられなかった。
それにしても海外のギャングは自然な格好をしているけど、日本のワルイ奴等は、それとわかる独自の格好をしている。
妙におしゃれだし、みんな同じような格好をする。
なんにでも格好から入るし、周囲に同調する国民性がここにも現れていておもしろい現象だ。
まあ、ぶっちゃけ、この映画、それほどでもなかったんだよな。