
ハリウッドのアクション大作はさしておもしろくないのがほとんどだから、さして興味がないのだけど、この映画は宣伝が気に入り観ることにした。
第1作のDVDを借りたり、TVで前作を観たりしたが、なかなかおもしろい。
そして本作。
正直まいったね。かなり楽しんだし興奮もした。
「このシーンはありえないだろう」とかそういう野暮なことはこの際いっさい言わない。
これは娯楽映画なんだし、ありえないことで魅せていいのだ。
スタッフは有能な人をそろえているのだろう。脚本も演出もなかなか練られており味があり、人間ドラマとしてもおもしろいのだ。
むしろここは古典から続く映画の王道をきちんと踏まえているようだ。それだけに物語に共感してしまう。
それにしてもヴィン・ディ-ゼル演じるドミニクはシブすぎるぜ。
どんなときにもクールでいる無敵のスーパースターだけど、人間味がないわけでなはい。
あまり弱みを見せなくとも思いやりのあるキャラクターとして成立している。
いや、むしろ弱みを前面に見せない方が、現代が求めるスーパースターなのだろう。強靭で絶対的なものにすがりたいというね。ありゃかっこよすぎだわ。
いい意味で笑ってしまうのが毎度のレースシーン。
そこには必ずクラヴミュージックがガンガン鳴り、スレンダー美女達が男を誘う腰つきで悠然と歩いている。
「またか(笑)」と嬉しくなるね。まさに「Home Sweet Home」だ。
それにしても作り方が上手い。
ラストに続編のさわりを匂わすところなんか、なんと商売上手なのだ!と頭をたれるしかない。なにしろまた観にいかなきゃならないのだから。
それでも作品の質を維持していかないと観客はあっという間に離れるから、スタッフ達は100万ドルのレースのように気が抜けないだろう。期待してるぜ。