■二つのニュースに対する関心が異様に高い。

特捜の偽装事件と、尖閣諸島に端を発した日中問題。

これらの事態によって、これだけ日本がグラついちゃっている状態って、最近なかったんじゃないか。

または、これでグラついてくれなきゃ困る。のうのうとかまえて涼しい顔をしている場合じゃない。


特捜の偽装事件では、いつのころからか、正義というものがこの国にはもともとからなかった、ということが露呈した。

本当の意味での正義を、はたして国家がもっているのか?ということでは、どこの国も怪しい。

純粋で軟い“正義”だけでは、正義であることは難しいだろうし、ドロドロとした様々な思惑や駆け引きのなかでの正義でしかありえないのだろ。

にしても今回の事件、絶対にやってはいけない領域に手をつけて、すべてを壊してしまった。それが世間にバレた。

一歩下がって見ると人間なんて誰でも不完全であるのだから、そういうことも考えられる。偽装しない可能性がゼロなんかではない。

絶対の正義なんていうのは絵空事でしかなく、現実の社会にはまずありえない。

私たちは心の根底にそのことを知っていることが、あるべきことなのかもしれない。

よっぽどな人物でないと、権力やしがらみで翻弄され、正義でありつづけることは難しいのだろう。



■一方の中国問題は恐ろしい。

一連の報道を見ていると、もしかして中国は日本と戦争をしたいのでは?と思えてくる。

少なくとも、「我々は、この問題については決して日本に譲歩しない。そして最終的に戦争になったとしても一向に構わない」かのようにも見える。これはこわい。

中国は北朝鮮と同じく手のつけられない駄々っ子のようにもみえる。

国際社会とかそういう共通の意識が通用しない。

下町のチンピラのように、あえて喧嘩をふっかけてきて、先に手を出した方が負け、みたいなね。

今までやっと築いてきた両国の友好関係が、一瞬にしてオジャンになるような暴挙としかいえない。


しかし、それを承知で中国の上層部はやっている。考え抜いてちゃんと勝算があってやっている。


メディアを巧みに操作し、愛国心のもとに国民を扇動するいつものやりかたが、こっちで見ていると実に歯がゆい。

少し前にも中国は国内報道規制をして、上層部に不利な情報が国民にいくのをせきとめた。

メディアの扱いは強引だけど、効果は絶大だ。


しかし、ここは正念場だ。

これからも日本の弱腰を見せると、どんどん図に乗ってくる。軍事衝突もありうる。

そうなることが最もいけない。

ずるずると交戦の雰囲気になり、最悪のシナリオだって考えられる。

どちらかが火を噴く前に事態を収束しなければならない。