■この頃、物語を書きはじめる前にJ・S・バッハの平均律クラヴィーア曲集(第二巻)を聴くようになった(グレン・グールド)

先日、この曲のスコア(ウィーン原典版)も買ってそれを眺めながら聴いている。

いまはハ短調のプレリュードがお気に入り(BWV871)。

快適なリズムと折り目正しい幾何学的な音符の構成。

バッハの音楽には無駄な装飾がない。

音楽がそこにあるだけだ。

感傷的でもないし、悲しみや喜びといった感情が前面にでてくることはなく、音楽そのもの。

これを聴くと、それまで考えていた出来事などがきれいさっぱりリセットされ、新しいモノゴトに取組めるようになる。

だから書きはじめる前に“平均律”を聴いている。