■先週、FMでウィーン・フィル定期演奏会のライヴを放送していた。

いくつか聴いたけど、リッカルド・ムーティ指揮の『山猫』(ニーノ・ロータ)が最高にすばらしかった。

これはルキノ・ヴィスコンティ監督の映画音楽からの組曲だけども、イタリア・オペラ顔負けのたいへん劇的でロマンチックな音楽。

ムーティもミラノ・スカラ座管弦楽団とCD録音していて、愛聴盤になっている。

管弦楽曲の映画音楽でこれほど立派で内容が濃く充実した作品はないとおもう。

それをウィーン・フィルがどのように演奏するのか?先の来日公演では聴けなかったので今回の放送は待ち遠しかった。

で、その演奏は文句なしの大満足。

ムーティのたっぷりと旋律を歌わせ、劇的効果を最大限引き出す指揮は、まさにこの音楽にピッタリコン。

すっかり気に入って何度も聴いている。


■今年のウィーン・フィル来日公演の詳細があきらかになった。


9月15日(火) 19:00開演(18:20開場)
R.シュトラウス :交響詩『英雄の生涯』 op. 40
(ヴァイオリン・ソロ:フォルクハルト・シュトイデ)
R.シュトラウス :交響詩『ドン・キホーテ』 op. 35
(チェロ:タマシュ・ヴァルガ/ヴィオラ:クリスティアン・フローン)

2009年9月17日(木) 19:00開演(18:20開場)
バルトーク:管弦楽のための協奏曲 Sz116
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 op. 92

2009年9月20日(日) 14:00開演(13:20開場)
ウェーベルン:パッサカリア op. 1
ウェーベルン:管弦楽のための6つの小品 op. 6
ウェーベルン:9つの楽器のための協奏曲 op. 24
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 op. 98

2009年9月25日(金) 19:00開演(18:20開場)
ハイドン:交響曲第104番 ニ長調 Hob.-104 「ロンドン」
ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op. 11 (ピアノ:ラン・ラン)
R.シュトラウス :交響詩『英雄の生涯』 op. 40
(ヴァイオリン・ソロ:フォルクハルト・シュトイデ)


ブラ4に行きたいが、ウェーベルンとセットかぁ。・・ウェーベルンって聴いたことないんだよなー^^

ランランのピアノも惹かれるし、ベトベンとバルトクもいいし・・

今回はむずかしい。


■それと、バイロイトの『第9』。

どの音楽批評家もこぞって名演という太鼓判をおしているこのCD。

高校時代からたまに接してきているが、「そんなにいいか?これだったら42年のベルリン盤の方が断然いいのに」とおもっていた。

難解な小説と同様、この演奏の本質を理解するにはある程度の人生経験と年齢が必要なのだろう、とおもい、なんどか聴いてきていた。

でも、いつも“??”だった。

どんなものにも個人の好みはあるし、みんなが良いというものでも、自分は良くないとおもうことは当たりまえ。

音楽に長けた評論家が“名演!”と言っても、天邪鬼なオレは、「そっかぁ?」って斜めからみてしまう^^;

モノゴトをもっとストレートに判断できるようになったのはずっと後のこと。

だから、“バイロイト”が解ろうが、解るまいが、どっちでもよかった。

それが先日5年ぶりくらいに聴いてみたら、よかったのだ。

表面的な部分の感動ではなく、深いところでの感動。

これは自分なりの感じ方であって、評論家がどこが良いと言っているのかは知らない。

とにかく、これは指揮者と演奏者の熱い想いが伝わってくるし、“第9”のもつ巨大な懐の大きさと、暖かさと、本音の白熱がある。

つくづく彼の実演を聴いてみたいものだとおもったとさ!


じゃんじゃん