■今朝、久しぶりにモーツァルトのジュピター交響曲を聴きながら会社にきた(ベーム指揮BPO)。

最近は室内楽やピアノ曲ばかり聴いていて交響曲と離れていたせいか、ジュピターの輝かしく音楽的な充実に満足した。

生憎の空模様だったけど、気持ちのなかは太陽が照っていた。


■昨夜、NHKスペシャルでうつ病の番組をみた。

画期的な番組内容だった。

医者の選び方を誤ると治るものも治らない。

国をあげて対策に取組むイギリスの紹介があった。

うつと診断されても即クスリを処方するのでなく、カウンセラーに行くように薦める。

このカウンセラー診断は国が資金をまかなっているので、診察者は無料。

日本にはなかなかこういう発展的な取組みがみられない。

この国はいろんな問題に対して一応は対策を講じているが、大胆なことはやらない。

国を挙げてこの問題を絶対に解決する!という意気込みがどうしても感じられないのだ。

そこのところが「国は本当に国民のことを考えているのか?」とおもってしまう。


番組ではそのイギリスのカウンセリングの実態を紹介していた。

そこでは、患者が陥りがちな点を指摘し、改善する様を映していた。

人はひとりで考えていると、一点から逃れられない傾向がある。

ツラいときほどそうなりやすく、モノゴトには多様な面があることを忘れてしまう。気がつかない。見えない。どんどん自分追い込んでしまう。

カウンセラーの適切なアドバイスは、その陥ってしまったポイントを見つけ出し、気がつかせることが役目。患者は問題の根本を解決することにより改善へむかう。

投薬だけによる治療より、根本の解決に繋がカウンセリング療法は最も必要なのだろう。

日本でのカウンセリングは保険対象外のうえ国の援助がないので、かなりな高額になり、行きたくても行けないのが実情。

ここまで書いて、角田光代さんの旅のエッセイのある一文を思い出した。

角田さんが台北を訪れた際(だったかな?)

ワンタン屋さんで、他人のことをちゃんと思いやれる若者たちに接して、ある確信をもった。

大切なのは国(経済)が豊かかどうかではない。

そこに住む人々(若者)がどういう人たちなのか?が国の未来にとって大切なことだ。

心優しく自己主張できる良い人間が多く暮している国や地域はきっと未来も明るい。

こう思えた作家の気持ちはよくわかる。

日本にはそこが足りないように思えて仕方ない。


■さて、今日発表のアカデミーの外国語映画賞で日本の『おくりびと』が受賞したニュース。

なんだかこういうあかるいニュースはとてもいい。うれしくなった。

この作品、『サトラレ』とともに見てみたくなった^^


ちゃんちゃん