ヴェネチア国際映画祭、日本勢残念でしたね・・・

時間なくざっくり系文章ですんません^^;


■土曜(6日)夜7時ハイヴィジョンでの小澤さん指揮サイトウ・キネン・オケによるコンサート生中継はかなりよかった!

まず、モーツァルト交響曲第32番の演奏を聴いて「お!これは!」という驚き。

しかし、驚くことではない。最近の小澤さんの充実ぶりを考えればこういう素晴らしいモーツァルトは可能。

序曲のように短いこの交響曲へのこだわりというか小澤さん独特の解釈がおもしろいし、それでいて音楽はいかにもモーツァルトだといわんばかりに流暢にながれる。

しっとりとうつくしい、そしてとっても可憐な演奏・・・

今年5月にサントリーで聴いた小澤さん指揮新日本フィルによるモーツァルトのオーボエ協奏曲でも、ときたま顔をだす斬新な解釈にびっくりしたし、超ピアニッシモに音楽の真意を感じていた。

サイトウ・キネンの弦は“理想的な響き”をつくりあげる。


武満さんの『ヴィジョンズ』はまだ観ていないので後日^^;
(ちょうど夕飯の時間になったんだよね。ご飯のときTVは消す。ちなみにこのときはかみさんが外出でいなくてオレがマーボー豆腐をつくった。最後にニラを入れることろがポイントだけど、あまり火を通しすぎてはいけない。子ども等、ガツガツ食っていた。辛いものばかり出しているので慣れてきたのだろう^^)


そして、いよいよマーラーの交響曲第1番。

小澤さんはインタヴューで「サイトウ・キネンの技術を維持することがいちばん大変。その為に、常に高い水準を目指しつづけなければ下がってしまう。」と言っている。

小澤さんはどの演奏会よりもサイトウ・キネンでの演奏がもっとも重圧がかかると常に言っている。

いかにも責任感の強い小澤さんの言葉だ。

彼はいまだに日本の音楽界を牽引しつづける存在。そのことに改めて驚く。

なんというパワーの持ち主・・ライヴを観ていてそのことが実感できた。ほんとうにすごい。


で、マーラー。

うつくしさ、陶酔、重量感、輝かしい未来、自然の偉大さ、子どものような歓喜乱舞、そして寂しさ、青春特有の・・・いろんな言葉を使っても到底足りない。

87年のボストン交響楽団盤も聴いて比較したけど今回の充実度はすごい。

このボストン盤もかなりな名演であるが、サイトウ・キネンはいろんな意味でそれを凌駕していた。
(ただ、3楽章終盤での“ふざけ”喜びのあまり踊りだすような場面ではもっと遊び心がほしいと思った。が、あれが小澤流なのだろう)

この演奏を聴いてすっかりマラ1が好きになった。

しばらくいろんなCDでこの曲を聴くことになるだろう。


小澤さんと大江さんの対談集のなかでのJ・ウィリアムズ(作曲家)の言葉。

「小澤さんは『優れた通訳者』」

偉大な音楽家は作曲家のスコアを聴衆に分かりやすくひも解いてとどけることができる。

それはごく限られた存在でしかない。

このマーラー交響曲第1番を聴いて、その言葉はまさにそのとおりだと思った。

TVで観ていても鳥肌が立つほどすばらしい演奏だった。


終楽章、嵐の後のあのうつくしさといったら・・ないね・・・すっかりマーラーに酔いましたよ・・

今でも頭んなかで鳴っているもの(笑)


やっぱり音楽って人を幸せにするものだ。