
■連日の暑さがピタッとおさまったと入れかえに秋の気配が空気をみたすようになった(いまだけかな?)。
そうなるとブラームスの世界になる。
交響曲第4番(ホ短調)をクライバー指揮ウィーン・フィルでさっそく聴いた。
一見(一聴?)地味で、陰影がこく、たまに顔をだす激しい感情の爆発があるこの曲は、作曲家52歳のときに書かれたもの。
以前、友達と話したとき、この曲には癇癪もちだったと言われるブラームスの性格が色濃くあらわれていると言っていた。
なるほどそういう印象もある。
それと、今回聴いていて思ったのは、重大な運命(例えば“死”とか)にガッシリと掴まれていて、逃れようにも逃れられない恐怖や焦燥感にも聴こえた(第1楽章)。
ブラームスの曲には、孤独とあたたかさが同居している。
秋はいやおうなしに孤独を意識させられるから、ブラームスにながれるのかもしれない。
“孤独”という言葉は日本ではいいイメージで使われないけれど、人間の基礎はここからだと思う。
孤独は自己との対面のとき。
孤独と真正面から向き合うことはときには大切だ、とブラームスを聴いているといつも思う。
■先週金曜は1人でも楽しめそうな飲み屋をさがしに新橋界隈をうろついた。
その前に、予想外の残業になって、帰りに軽く一杯行くかということで同僚と会社の近くの居酒屋に行った。
ここはクジラのお刺身が美味いとのことで、前から行きたかったところ。
あまりゆっくりもできないので、早速ルービーと本命のクジラの刺身を頼んだ。
クジラといえば、よく小学校の給食に醤油と味醂(みりん)で甘く煮たやつが出て、歯ごたえがあってとても美味かった。
しかし、ここの刺身はそんなもんじゃなく、めちゃくちゃ柔らかいのでびっくり!
クセもなく、生姜・ニンニクと醤油につけて食べると、かなり美味い!!
イヌイットの人たちは生け捕ったアザラシやクジラをすぐその場で食べる。
その美味さといったらない。と言っていたことが納得できる。
ってことで、ここにはまた行くでしょう。
で、三十分そこそこで店をでて一匹で新橋へ向かった。
金曜の夜だけあって新橋はリーマンでごった返している。
いい感じの立ち飲み屋は盛況でどこも入れない。
しかたなく、テキトーに空いているカウンターしかない居酒屋に入ってみた。
瓶ビール、枝豆、やっこ、焼き鳥、と頼むやつはいつもおんなじ。
ふだんは行かないような場所で、いつもと違うシチュエーションで飲んでいて、なんだか変なような、可笑しいような。
愛想のいいお店のおばちゃんとオリンピックのことなどたわいもない会話をしたりしていた。
1人ミーノーは本当に1人になりたいときと、誰でもいいんだけど自分のことを知らない人となんとなく話をしたいときという二つの場合があると思った。
この日は両方だったかな。
にしては時間があまりなかった。
それと、東京って1人で心からゆっくりできて楽しめる呑み場って少ないのではないか?
このあたりがいかにも日本らしいんだけど、もっと整備されてくるといいのに。
はじめは多少物足りない思いをしていたけど、そのうち“自由”が実感できてほんとに楽しくなってきた(酔ってきたのかな^^)。
自由で気楽。
これは1人呑みのいいところだ。
基本的に1人でモノを考えたいときはファミレスに行く。
夜だと、ファミレスも混んできてゆっくり出来ないので、どっかいいとこないかな?と思っていた。
誰かと話すのも楽しいけれど、なんにも気にすることなく1人になれる場所もほしい。
こりゃもっと研究が必要だな!
じゃんじゃん