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■ベートーヴェン『第9』の決定的な体験は、サイモン・ラトル指揮ウィーン・フィルで聴いたサントリーホールでの公演。

CDでは、そのラトル盤とフルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル盤(1942年3月22日のライヴ)になる。

このフルトヴェングラーの第9(メロディア)を数年ぶりに真剣に聴いた(ルービーと一緒に^^)。

深淵で丁寧な表現と、相変わらずのド迫力。

この演奏が行なわれた1942年のドイツは第二次世界大戦の真っ只中。

旧ベルリン・フィルハーモニーで行なわれた演奏会にはいったいどんな人達がどんな思いで聴きにきたのだろうか・・・

一般市民もいればナチスの高官も聴きにきていただろう。

フルトヴェングラーは偉大な人間性の持ち主なので、こうした大変な時期での演奏は思い入れが尋常でなかっただろう。

この演奏は、そんなことを思わずにはいられないほど、激しさや様々な感情に満ちている。

ベートーヴェンのスコアに指揮者の想いをどっかりとのっけて、グイグイとオケをひっぱる。

ティンパニの強打は壊れるんじゃないか!?と思われるほど強烈。

最後のコーダの独特のメチャクチャなテンポ!!

これを久しぶりに聴いたけど、これを実際に聴いたらどうなっちゃうんだ!?想像がつかないほど凄まじい!

これまであまりよく聴いてこなかった3楽章は、なんと平和でやさしい表情なのだろう。

やはりこのCDは特別だった。

その勢いで『エロイカ』(1952年ウィーン・フィル)も聴いたが、これは録音状態がいい。

これもえらくいい。終楽章の”悪魔のダンス”(勝手にオレが命名^^;)での濃厚で隙のない表現はさすがだ。

久々のルービーとベートーヴェンでした♪


じゃんじゃん