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■仲道郁代さんの新たな挑戦であるモーツァルト ピアノ・ソナタ全曲演奏がはじまった。

先日、その1回目のリサイタルにいってきた。

仲道さんの演奏会に行くのは、去年のサントリーホールでのデビュー20周年記念リサイタルにつづいて2度目。

このときはベートーヴェンやショパンなど、彼女お得意の演目だったけど、今回はそうではない。

MOZARTだ。

失礼ながらそれほど期待しないで聴きはじめた(すみません!)。

それは僕自身がモーツァルト初期のピアノ・ソナタをそれほど聴きこんでいなかったし、仲道さんとモーツァルトという組み合わせがどうもうまく繋がらなかったからだ。

でもでも!この日のリサイタルは予想に反してすごくすばらしかった。

今まで聴いたこともない、大胆で可憐で新鮮で、とても美しいモーツァルト。

それでいて、第2楽章(緩叙楽章)でみせた内面のふかさ・・

モーツァルトの楽しさを存分に味わえた。

そうか、これがモーツァルトのピアノ曲の魅力なんだ!という発見。

リサイタル後の数日間は、充実したコンサートを体験した満足感に満たされていた。


■最近はモーツァルトの中間楽章(アンダンテなど)への関心がつよい。

モーツァルトの深刻でふかい悲しみが胸をうつのかもしれない。

ピアノ・ソナタの1番から3番は、モーツァルトが青年期に書いたものなので、完全に円熟期のモーツァルト音楽。

それ以外に今回は、モーツァルトが5歳の頃に作曲したK(ケッヘル)1のピアノ小品集を聴くことができたことも重要だった。

原点だからだ。

可愛らしい練習曲のような短いピアノ小品集たち。

ここからヴォルフガング・アマデウスの奇跡が始まったんだな・・と感慨をもって聴いた。

音楽の良いところはこういうところ。

人が、日常では体験できない真実に触れられる。

音楽には真実がある。

しかも優れた演奏家による演奏はこの真実をつよく感じて、感動をよぶ。



仲道さんは、コメントを読んでも淡々としゃべっていて自然で軽い感じがするのだけど、演奏の充実度にはすごいものがある。

僕は仲道さんの音楽は、技術的・表現的にかなりハイレヴェルだと認識しているのだが、この演奏会を経験して、その実力は思っている以上だとわかった(またまた失礼しました!)。

このさきどんなピアニストになっていくのだろう。

とても楽しみだ!


■それと、プロコフィエフの研究をする前に、ヤナーチェクに惹かれたので、『ヤナーチェク(人と作品)』ホースブルグ(著)を読んでいる。

ベートーヴェンに対する考え方や、彼の残した言葉を読むと、とても人間的魅力にあふれた人物だということがわかってきた。

今も彼のオペラ『利口な女狐の物語』のCDを聴きながら、これを書いている(笑)


昼休みももうすぐ終わりますね~。


午後もがんばりましょう^^