

子ども向けの映画は最近は多いが、どれもがちゃがちゃしすぎてあまり見せたくない。
(数年前に上映していた『おさるのジョージ』はとてもいい作品でしたけどね^^)
この『アース』は昨年NHK総合で放映した『プラネット・アース』という番組の抜粋版みたいなもの。
それを大画面の映画館で観るのはTVとは違って、迫ってくるパワーが格段に違っておもしろかった。
南米の山上の川から滝へ達する流れを、ヘリで撮ったお気に入りの映像はすごかった!!
アシカを数メートルもジャンプしながら捕らえるホウジロザメの姿もかっこよかった^^;
ここには、いろんな生き物が登場するが主人公は白くまだ。
地球温暖化により北極圏の氷が溶けて容易にエサをとることができないで、ついには餓死してしまう白くま。
地球におきている環境破壊の進行を警鐘している。
フィヨルドの針葉樹林は地球全体の樹木の3分の1もの広大さを誇る(知らなかった・・)。反対に砂漠地帯も地表面積の3分1までせまっている。
こうした現実は子どもにとっては今はまだ大きな意味をもたさない。
生き物の登場シーンを真剣なまなざしで見つめている。
時折みんなでニヤリと笑ったりしている。
途中、長男が僕に質問してくる。
それに答えながら観る映画もおもしろいものだ。
この映画のサウンドトラックの演奏はベルリン・フィルが担当していた。
これをエンドクレジットで知ったのだけど、観ているときは「なかなか良いオケだな~」程度しか思わなかった(笑)
最近のベルリン・フィルは映画音楽をよく演奏している。ほんとうに幅広い活動だ。
■それと
最近イヌイットの実生活を紹介した『極北の大地の深い夏』(岩波書店)を読んだ。
この本はとてもいい。
他文明に左右させることなく自らの生活を深めてくることができた彼らの知恵と教訓が読みとれる。
何度もうなづきながら読みすすんだ。
彼らはアザラシやカリブー(鹿の一種)を獲ってその場でさばいて生のまま食べる。
これだけ聞くと、野蛮であるとか動物が可愛そうとか思われるかもしれない。
しかし彼らは食べ物の大切さを私たちより知っている。
自然と生き物と人間の関係もよく知っている。
彼らは、自分たちは地球の自然の一部として生かされている、という謙虚な姿勢をもって生きている。
人間として、生き物として、かなりまともだ。
しかし、彼らの生活も最近は変わってきた。
情報技術の発達で、昔の狩猟を中止とした文化は衰退してきているという。
グローバル化はこんな極北にまで影響をおよぼしている。
全世界が同一になる必要は決してないのに、流れが同一の方向にむかっている。