■昨日のNHK音楽祭。ワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団によるロシア作曲家によるバレー音楽集、行って来ました!

前半
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー『白鳥の湖』から。
じつに活き活きと生気に満ちた演奏で、どの瞬間にも確信があり説得力がある。
劇場的効果も抜群で、意味が感じられないところがない。
楽しい曲ばかりで、思わずニヤけてしまうほど(笑)
これは彼らの独壇場でしたね。さすがでした。

次のセルゲイ・プロコフィエフの『ロミオとジュリエット』は僕の大好きな曲。
実演を聴くのは意外にも今回が初めて。
ゲルギエフらしくパーカッションをじゃんじゃん鳴らす快演。
ここでも劇場的盛り上がりを意識してか、存分に楽しめた。
しかし、もう一歩・・もっと訴えかけがほしかった(音響のせいかもしれないが・・)

後半はイゴール・ストラヴィンスキーで、更に大好きな『春の祭典』
この曲は昨年もヤンソンス指揮コンセルトヘボウで聴いた(サントリー)。
ゲルギエフの解釈はヤンソンスとは対照的なもので、この曲が本来もっている野性味が全面に出たじつにグロテスクな演奏。
この曲の初演時にパリで大スキャンダルが起きたことが納得できるような、辺りお構いなしの演奏とでも言おうか。
もちろんそれだけでない。第二部の『乙女たちの踊り』での弦の不気味なほどの無色透明な響きは印象深い。
曲が幕を閉じる最後のトゥッティには唯一鳥肌が立った。
あの“ズレ”は何だったのだろう・・この曲の本当の性質を表しているようだった。


しかし、僕の座った席は音響に問題ありましたねー・・
お金をケチって、思いっきり桟敷席だったので文句は言えないけど^^;
NHKホールはクラシックの場合席を考えてとらないとアカンですわ。
N響ももっと他で公演してくれれば行きたいと思うんですけどね。
でも、それは無理な相談なんでしょう。


■明日はサントリーでマリス・ヤンソンス指揮バイエルン放送響。しかもマーラーの『5番』!
2年前にも彼らの演奏(ショスタコ、ストラヴィンスキーなど)を聴いていて、そのオケの魅力は知っている。
木管楽器の美しさは比類がないほどだった。
そしてヤンソンスの棒がどんなマーラー像を描くのか?
おそらく純音楽的な解釈をすると思うし、それだけない熱気もあるだろう。

とても楽しみです。