■今年6月にベルリン郊外で行なわれる恒例のヴァルトビューネコンサートを見た(NHK)。

今年の指揮者はサイモン・ラトル(オケはもちろんベルリン・フィル)

ヴァルトビューネはベルリンの森のなかにある野外の大きな演奏会場。

ここは相当広い。いったい何人が入れるのだろか?

夕方から始まるこのコンサートは大自然のなかで、陽が刻々と変わる風景を楽しみながら、極上の演奏を聴くとことができる。


今年のテーマは『ラプソディー(狂詩曲)』


シャブリエやラフマニノフなどが作曲したラプソディーを集めている。

なかでもドヴュッシーのクラリネット狂詩曲第1番(だったかな?)は、クラリネットのなんともいえない美しい響きと難しいスコアをなんなくこなしてしまう巧みさが際立っていて、ほんとうによかった!

観衆もラトルもオケも心からの賛辞をクラリネット奏者に送っていた。


このコンサートはじつに気楽に音楽を楽しめる環境にある。

芝生に家族や友人と寝転がって、お弁当やお酒を飲みながら、花火をしたり、口笛をふいたり、思い思いに楽しんでいる。

そうなのだ。彼らはほんとに自由にそれぞれが楽しんでいる。

真剣に音楽を聴いている表情や、自然な笑顔はほんとうに素敵だった。


こんなコンサートに行ってみたい・・いつもそう思う。


最後の『ベルリンの風』ではラトルは指揮をなんとフルート奏者にまかせて、自分はフルートの席に座ってニコニコとその場を楽しんでいる。

で、フルート奏者の指揮ぶりは実に様になっていて、のりにのっている(笑)

上手でしたよ。



ラトルとベルリン・フィルは僕から見れば、どんどん良い関係になっているようだ。

それは、じっくり腰をすえてお互いの目指すものに取り組んでいるような印象を受けたからだ。

ラトルも最初の頃のような大振りはしなくなった。

オーケストラがしょっとしたラトルの動作でも希望どおりの反応をするようになったからだろうか(まあ、ベルリン・フィルですからね)。

彼らの今後は、これからも注意深く見ていきたい。


■見ていきたいと言えば、小澤さんに対してもずっと同じ思いだ。

小澤さんのコンサートに行きはじめて20年以上も経つ。

何回も心の底からの感動を味あわせてくれた。

来年4月の東京のオペラの森でチャイコフスキーの『エフゲニー・オネーギン』を振るが、希望する席のチケットが幸運にもとれた。


今の小澤さんはどんな音楽をやるのだろうか?とても興味がある。


『エフゲニー・・・』は観たことのない作品。今週末にちょうどハイヴィジョンでゲルギエフ指揮METによる同演目の放送があるので、これで勉強が出来る。

やったー!!


じゃんじゃん