■冒険をしなくなった男の子・・・朝日新聞に連載中の記事に『現代の子どもたちはみんなで集まって冒険めいた遊びをしなくなった、男の子像に変化がみられる』というものがある。

この傾向は確かにそうかもしれない。それに、原因もさまざまなことが思い浮かぶだろう。

ここでは「どうしてだ?」「これでいいのか?」などとは論じない。

自分が子どもだった頃はどうだったのだろうか?・・と振り返ってみる。


■僕は東京の足立区という下町に生まれ、育った。

近所には自然などはなく(荒川の土手は別だが)、狭い路地に家屋がところ狭しとならび、得体の知れない工場群しかない。

子どもの遊び場といえば、家の前の路地か小さな公園か神社。たまに空き地にも行ったっけ。

いつも近所のガキ共と暗くなるまで一生懸命あそぶ。

この頃は同年代の子どもがわんさかいて、毎日同じ顔ぶれだ。

あそぶ内容も様々。野球、メンコ、ベーゴマ、缶けり、悪漢探偵(ドロケイと呼ぶ地域が多い遊びで、泥棒と警察に分かれて捕り物ごっこをやる)その他なんでも。


今考えると悪いこともした。

人ん家の庭に勝手に入っていって、ようやく育てたであろう梅の実をぜんぶ取っちゃっう。しかも、それをさも嬉しそうに家にもって帰って「これ!みんなで食べようぜ!」などと言ったとたんに、母親の雷のような怒り!^^;(はじめは何で起こられているのか理解できなかった)

母親付き添いでその家に帰しに行った。僕は横で小さくなっていてボソボソと謝った。このとき顔から火がでるほど恥ずかしかった想いがある。


ついでにもう一つ。

小学校4年くらいのころだろうか。学校が終わって、明るいうちから荒川の土手に花火をやりに行った。
当時も男の子はロケット花火が大好きで、いろんな飛ばし方をしてあそぶ。

そんな中で、荒川を渡る常磐線に向かってロケット花火を撃とう!という話になって、列車が橋をとおるたびにロケット花火を発射した。

まあ、だいたいは列車には命中することなく外れたものだ。

ところが、1本だけ、空いている列車の窓にヒュッと入ってしまった!!

なんという恐ろしいタイミングだろう。決して車内に入れることを目的としていたわけではないのに。

おそらくその車両では、いきなり窓からロケット花火が飛び込んできて、そのあとすぐに暴発しただろうから、大変な騒ぎになったに違いない。

「ヤバイ!」ということで、みんな速攻で土手を降りた。

このときの光景は今でも鮮明に覚えている。
それは本当に焦ったからだろう。

それにしても、これはひどいねー・・・
なんちゅー悪ガキや!と思う。

今ではみんなで集まってどうのこうのというのはあまり好きではないが、子どものころは毎日同じ顔ぶれで集まってごちゃごちゃと遊ぶのが好きだった、というか当たり前だった。

・・つづく