■最近ほとんど毎日 先週FMで録音したハイティンク指揮ベルリン・フィルの定期演奏会を聴いている。

このときのプログラムはウェーバー、ヒンデミット、ブラームスをとりあげたもの。

なかでも、ウェーバーの歌劇『魔弾の射手』序曲に感心しきりだ。

ラトルやアバドではなかなか聴くことができないベルリン・フィルの重厚な響きが聴ける。

コントラバスとチェロの自己主張(?)的で階段を一歩一歩登っていくような音。

重厚といっても今のベルリン・フィルは胃がもたれるような嫌な重さでなく、どこか軽い(これがウィーン・フィルだったら全然違う響きだろう)。

しかもテンポがいい。

決して急がずにゆったりと鳴らす(そうなのだ。これは急いで演奏する曲ではないのだ)


それにしても、これこそがオーケストラを聴く喜びではないだろうか、と感じた。


ハイティンクの求める響きはどこか明るい。

以前、ウィーン・フィルでブラームスのセレナード第1番を聴いたが、どこまでも明るい希望に満ちた音楽であった。

それ以来、ハイティンクは重厚なくせに明るい響きを求める指揮者だと思っている。


ジャンジャン