■昨日、臨床心理学者の河合隼雄さんが亡くなった。

昨年の夏に脳梗塞で倒られて以来、ほとんど報道がなく、その経過を心配していたのだが、残念ながらこういう結果になってしまった。

河合さんの書かれた著書からは実に多くの影響を受けている。

今も『縦線横線』を読んでいる。

『日本人とアイデンティティ』はすぐに手に取れる場所に置いてあって、しょっちゅう読んでいる。

僕にとって、物事を考えるうえのでの指針的な存在であっただけに、今回の報道は残念だ・・


河合さんほど、問題の着眼点が的確な人は、そうはいないのではないのだろうか?

解決策についても決して表面的でなくて、本当に共感できる策を述べられる。

この人ほど信頼できる人物も稀だろう。



河合さんは「創造力が人間を元気に回復させる。」と言っていた。

箱庭療法といって、精神的に弱っている人の療養に箱庭をつくらせて、精神の内部から回復させるというものだ。

これは、楽器の演奏にもそのまま当てはまるのだろう。

河合さん自信はフルートを演奏されてコンサート(!)も開いている。

楽器演奏は、まさに人の想像力をそのまま発揮させるので、元気になる力をもっているのだ。


僕は、しばらく弾いていなかったヴァイオリンを、またはじめようと考えていた(きっとはじめる)。


日本のために多大な尽力をつくされた河合さん、天国でゆっくりフルートを楽しんでください・・