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■近所には野菜の直場所があって、この季節になると枝豆がでる。

1束400円。けっこう実がついていてお買い得なのだ。

家に着いて、さっそく実をもいで、水ですすいでたっぷりのお湯で茹でる。

3分弱で湯をあけ、粗塩をふって熱い豆を食べる。

実がしっかりしていて、甘い!

枝豆とは本来こういう味なのだ。

居酒屋チェーン店でよく見かける冷凍食品の枝豆は、残念ながら味がほとんどしない。

この美味い枝豆とルービーがあれば何もいうことはないだろう。

これ以上の幸せはこの世の中にそうはないのだから(笑)。


■先日、河合隼雄さんの書かれたエッセイ集を読んでいたら次のような件(くだり)があった。


近代工業国の先端をいくアメリカは、栄養や量は豊かであるが、本来的に実に貧しい食事をしている。・・・日本の家庭では各人が何とか楽(ラク)をしようと努力し、それは成功しているとも言えるが、その結果楽しみの方が少なくなるという現象を起こしている。そのなかで、一番はっきりしているのは食事であろう。食べ物が心から遊離し、単なる『モノ』になってしまっている・・


このとおりだと思う。

現在の日本は、効率化が大好きな国なので、このアメリカの流れを踏襲している。

短時間で効率のいい『食』を摂取しようとする。


ウチの近所にあるファストフード最大チェーン店も、最近24時間営業になった。

そして、この企業のトップの話は、いかにもこの国の経営者的な内容だった。

「日本の深夜の食文化のパイオニア的な存在になる・・」と言ったかどうか、うら覚えでしかないが、日本の深夜をもっと活発な時間帯にしたいようだった。

なぜ、この人物がそう考えるのかはただ一つ。

日本人のこと、日本の社会のことのことを真剣に憂慮し、考えぬいて発言しているのではない。

自社の儲けを最優先に考えて言っているに過ぎない、と僕は感じた。



■『あるべき姿が最も人の幸福につながる手段』ではないかと僕は考えている。


あるべき姿とは、人間という存在を忘れずに、動物的な視点も外さない思考がその1つ。


夜は暗い。炎や蛍光灯なくして何も見えない人間は眠るのがいい。

お腹が空いたから、そのとき食べたい食べ物を腹いっぱい食べる(ほとんどの生き物は食べる事に大変な苦労をするのだが・・)

あの人が好きだから、素直に好きと言う。

などなど・・


ファストフード店の深夜営業の積極的姿勢は、これとはまったく反するのではないか。

若者に夜更かしを促進させ高カロリーなハンバーグを食べさせる。

これのどこが素晴らしいアイデアなのだろうか。

これを堂々と宣言し実行する大手企業経営者に大きな疑問を感じる。

しかし、物事はいろんな側面があるので、ひとつの側面で判断するのは正しくない。

他の側面を見ると・・

これによって雇用が確保される。人々のコミュニティー促進に貢献している。

ちょっと無理があるかな・・


そういえば最近、このお店を利用しなくなってしまった。


じゃんじゃん