■来週の引越しに備え、家に帰ったあとは荷造りに追われている。

ウチにはモノがあまりないので引っ越しはそんなに大変ではないと思っていたが、やりはじめるとそれなりにあるものだ。

いらないものは極力捨てるようにしているが、どう思い切ってもクラシックCDや本はなかなか捨てられるものじゃない(それにしてもCDはこんなにたくさんあったっけ)。

本などは選別しているとつい読みはじめてしまって、作業がストップしてしまう。

途中で挫折していたドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』(光文社の新訳版)をぱらぱらと読み始めたら、これがはまってしまった。

今では少しでも時間があるときにとりだしては読んでいる。

これに登場するフョードル・カラマーゾフという三兄弟の父親が大変な道化で野蛮な行動をとり、とんでもない男。

この男の心情が描かれている箇所がどうにも気になるのだ。こんな非道な男でも実にまともな思考をしたり、ただしい物事の判断をしたりする場合がある。

人間っていうのは一体何だろう・・・どんな存在なんだろうか。・・・よくわからない。


■今朝ラジオで聴いたスッペの『ウィーンの朝昼晩』と『詩人と農夫』(指揮はネヴィル・マリナー)は爽快な音楽だった。

彼の曲は昔のウィーンオペレッタのあの独特な雰囲気を内包している、どこか泥臭さがある。その泥臭さは野性の活力を感じさせてとてもいい。朝にピッタリの元気で明るい響きだ!