
例年は年度末といっても通常とさほど変わらない。
しかし、今年は何かが違う・・何が違うのだろう、と気持ちのどこかで考えていた。
答えは、自分にとっての節目だからだろう、と思っている。
節目といっても表面的には重大な変化があったわけではない。
もしかしたら自分でも気がつかない内面的なものかもしれない。
興味の対象がグッと変わるような、基礎的構成の変化・・という気がしている。
■表面的な変化も少なからずあった。
会社の人事異動でチームのメンバーが変わること。
入社以来、愛聴してきた文化放送の『やる気まんまん』が今日で終了してしまったこと。
その他、もろもろ・・
偶然にもさっきまで車で聴いていた『やる気まんまん』のファイナル放送は感慨深かった。
いい意味で「ああ、これで本当にアホができる番組が1つ減ってしまった・・」という寂しさを感じたし、公共放送とは思えない自由スタイルのトークは本当に面白く、微笑ましささえおぼえたからだ。
今日の放送のなかで1つの言葉が心に刺さった。
「自分のオールは手放してはいけない・・」
それは・・
組織のなかで生きていても、自分の意思で方向を決める姿勢をもたないといけない。
周りに流されてはいけない。
自分の魂の信じることだけに向かえばいい。
“個”をしっかり保って自分の考えで行動すればいい。
生き方や仕事の方向は、自分が思ったことを目指せばいい。それが“個”を持つということだ。
会社よりも自分自身の存在を大切に考えるものだし、ほとんどのことは自分の考えで決断するものなのだ。
周りの環境がどう変わろうが、自分は自分のやりたいようにしないといけない。
それは当たり前のことなのだ。
これが出来ないでいると自分らしさがなくなり、きっと変調をきたしてしまうだろう。
人は自分が思ったとおりやらないといけない生き物なのだ。
ここでは何も極端なことは言っていない。
人を傷つけたり、盗んでもいいということではない。そんなことはあたりまえだ。
こういうふうに生きる。こういうスタイルで働く。そういうポリシーのことなのだ。
それをしっかりもっていれば、どこでも迷うことはない。
これは、理想論ではなく、本質だと思う。
■昨夜、久しぶりにアーノンクール指揮ヨーロッパ室内管弦楽団のベートーヴェンの交響曲を聴いた。
第4番、7番、1番、3番の抜粋。
これを買った当時は大学生であった。
評論では高い評価だったが、古典奏法の響きに抵抗があってそれほど聴いてこなかった。
しかし、昨日聴いた瞬間、驚いた。
非常に強い説得力をもって、正面から語りかけてくるような表現なのだ!
こんなにも面白いベートーヴェンはそんなにない。
それにアーノンクール自身のインタヴューもいかしている。
「音楽は、人の心を安らげるためや癒しのためにあるのではない。むしろ、人々の目を開かせたり、揺り動かしたりするためにある。」
彼はこのポリシーを長年もっていた。
なかにはこれを批判するものもいたであろう。
しかし、彼は自分の魂の信じるままに今日に至った。
昨年、ウィーン・フィルと来日したときに公演は、以前ブログにも書いたが、まさに度肝を抜かれるような演奏であった。
完全に魂を揺さぶられ、目を開かされた!
・・自分の思うまま、自分で動きたいように行けば、それでいいのだ・・