
この楽曲をなまで聴くのは初めて。
楽器の構成もよく知らないで聴いていたが、CDから受ける印象は大規模な編成だった。
しかし、昨夜のドレスデンフィルはかなり小編成。
古典楽器が主流で響きも古典的な奏法。
そして合唱団。
みな男性でしかも若い。なかには小学生の低学年の子供もちらほら。
その彼らも編成も決して大きくはないのだが、パワーは充分。
冒頭の合唱から一気にバッハの世界に引きずりこまれる。
その世界は慈悲の安堵と規律の厳しさが交互に現れる。
バッハのこの受難曲は楽しい曲ではない。
モーツァルトやベートーヴェンを聴くときとも違う、なにか、清らかで凛とする感が強い。
特に27番目のイエスが連れて行かれる部分は厳しいながらもすばらしいスコアと圧倒的な合唱のエネルギーに最大の感動をおぼえる。
この公演においても期待どおり、なにもかも忘れるほどの究極の気持ちになった(笑)
それにしても合唱団の小学生は親と来日したのだろうか?
あの長大な作品をよくぞ歌い上げた!立派でした^^